ハーレクイン・シリーズ
ディ・バラ家の物語 Ⅰ
狼を愛した姫君
狼を愛した姫君
十三世紀のイングランド。わずかな従者を連れて旅の道を急ぐ姫君が、賊に襲われた。姫君は落馬して気を失い、窮地を救った男たちに助け起こされたとき、自分のことを何も覚えていなかった。所持品の記名からマリオンという名前らしいとわかったものの、彼女がどこから来てどこへ行くつもりだったのかは見当がつかず、マリオン姫は救い主たちの城、キャンピオン城に迎えられる。城主キャンピオン伯爵は親切で温和な人物だったが、その六人の息子たちは、狼と表現するのがぴったりの若者たちだった。それでもマリオンは、狼の集団との暮らしになんなくとけ込んでいく。ある日、七人目の狼、長男のダンスタンが久々に城に帰ってくる。ほかの六人に感じなかったときめきを感じるマリオン。しかし、ダンスタンの帰郷は、マリオンの去るときでもあった。ついに彼女の身元がわかったのだ。マリオンはダンスタンに伴われ、家路をたどる旅に立った……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年03月05日
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- 著者
- デボラ・シモンズ
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- 訳者
- 岡聖子
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- 定価
- 1,026円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-71101-4
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- 書籍番号
- HAC-1 (初版HS-14)
読者レビュー
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日本では『狼を愛した姫君』でデビュー以来、ヒストリカルの分野でナンバーワンの人気を誇る作家。壮絶な戦いのシーンもある中世の物語と、社交界が華やかなイギリス摂政時代の物語を描き分ける。「どの作品も個性の際立ったものに仕上がるよう心がけている」と語る。米国オハイオ州在住。