ハーレクイン・シリーズ
ジョージーは姉の結婚式で中東の王国ザラクを訪れ、目をみはるほどゴージャスな男性と出会った。イブライム。ザラクの王子で、エンジニアとしても財を成した人。ひと目で彼に惹かれ、情熱のおもむくままに夜をともにするが、どうしても一線を越えることはできなかった。私は人には言えない大きな秘密を抱えているから。だが数カ月後、姉に呼ばれて再びザラクを訪れ、イブライムと再会したジョージーには自分を抑えることは難しかった。心の声に従って、彼と結ばれよう。その決心が、ある悲劇の始まりになることをジョージーは知らなかった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年05月05日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12732-7
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- 書籍番号
- R-2732
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モニター
お互いに好きなのに、なかなか本心を伝え合えずに読んでいてもハラハラしましたが、最後はハッピーエンドで良かったです。結婚するのに未だに細々と条件があるとかわいそうだと思いました。シーク物が好きな人は気に入るかなと思います。傲慢というかオレ様的な人が好きな女性も多いと思うし。ハラハラさせておいて、ハッピーエンドはハーレクインだなと思いました。
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モニター
読むのは2回目でしたが一気に読んでしまいました。砂漠が舞台ですが、違和感を全く感じずに読めるのはハーレクインの凄さだと改めて思いました。イブライムとジョージーの気持ちの駆け引きなどは「ある! ある!」「わかる~!!」と昔を想い出しながら共感しました。登場人物は王子ですが、恋愛で湧き上がる気持ちは一人の男性なので、そこに惹き込まれてしまいます。また恋をしたくなる1冊です。
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モニター
惹かれ合う二人の間には、あまりにも大きな壁がたくさんあって、回避する方法があるのだろうかと、結末が見えないストーリーでした。お互いの強い気持ちがあるのにもかかわらず、惹かれ合うまい、触れ合うまいというぎりぎりのラインが、本当に切なく胸を打ちました。砂漠の国の話は大好きですが、このロマンスは砂漠が二人の邪魔をしているような、砂漠が守っているような……砂漠じゃなかったらいいのに! とヤキモキしてしまうこともありました。でも、やはり砂漠の国は最高だと読み終わりは大満足でした。素敵な結末にまた再び砂漠の話を読みたいなと感じさせた一冊でした。
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モニター
シークとのロマンスは、日常ではありえない想像もできない世界ですが、このお話でゴージャスなひと時が味わえました。姻戚して顔見知り程度だったヒーローが要所要所でヒロインを気に掛けてくれるくだりなんか、ヒロイン気分で物語に浸れる一冊です。本来なら、結ばれることが許されない設定が明らかになるにつれ、ドキドキしながら一気に読めます。変わり映えのしない毎日のスパイスになるようなストーリーです。
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モニター
意志の強いヒーローとヒロインですが、どちらにも悲しく重い過去があり、惹かれあっているのに叶いそうにない恋愛に、ハラハラの連続でした。アロマセラピストとして自立しているヒロインが、ヒーローや彼の母親を癒すシーンも素敵でした♪ 読み終える頃には、アロマオイルや砂漠が大好きになっている作品です♪
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むーたん
題名からは、波乱万丈のロマンス? と思えましたが、読み進めていくうちに二人の生活環境の違いや考え方の違いが浮き彫りになります。それでも惹かれあう苦しみにドキドキしましたが、王と王子、兄、母、そしてジョージーの姉、心の声に従って、砂漠の掟、自然のなせる技を通して、それぞれが変化していく姿に感動しました。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。