ハーレクイン・シリーズ
リリーは挙式を目前に婚約者に裏切られ、ミラノに住むおばのもとにしばらく滞在することになるが、一つだけとても気がかりなことがあった。アレッサンドロ――少女のころから憧れていた男性との再会だ。不幸な少年時代を送った彼は、地元の名士であるおばに目をかけられ、イタリア有数の実業家と言われるまでに名をあげた。だけど傷心を抱え、誰も信じられない今、ハンサムなうえに名声も持つプレイボーイに心奪われたくはないのだ。複雑な気持ちを抱えてリリーはミラノに向かう。思いもかけない出来事が待っていることは想像もせずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年05月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年04月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12729-7
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- 書籍番号
- R-2729
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モニター
誰かに触れられただけで、自分の気持ちをかき乱されるようなそんな激しい気持ちと過去の自分。その間で揺れ動く主人公の心境がすごく伝わってきました。結婚した今も心に残る初恋が懐かしくなるようなストーリーでした。愛するということとはなんなのか、どんな気持ちなのかふと考えさせられました。ソフィアのような素敵なおば様がいたらいいのになぁと思いました。
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モニター
主人公リリーが少女の頃から憧れていたアレッサンドロとの再会。彼は以前にも増して魅力的でセクシーな男性になっていた。けれど婚約者に裏切られたばかりの主人公は一歩が踏み出せず……。とにかくアレッサンドロが官能的! リリーじゃなくてもメロメロになってしまいました(笑)。また、背景がとても華やか! ミラノでの豪華なショッピングや美しいコモ湖の風が感じられるよう。是非、アレッサンドロとミラノの魅力にとりつかれてみて下さい!
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モニター
幼い時の淡い恋の記憶。きっと誰でも持っている記憶だと思う。私自身もこの作品を読み始めてから、忘れかけていた記憶が少しよみがえった感じがした。ヒロインの心情が細かく描かれていて想像しやすかった。特にヒロインが、傷心で恋に臆病になっているところから始まるので読んでいる私の方も、まっさらな気持ちに戻って楽しめました。
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モニター
ヘレン・ビアンチンのヒーローにしては珍しく、物語の序盤でヒロインへの気持ちが描写されていました。元婚約者の裏切りで負った心の傷から、なかなかヒーローとの関係を受け入れられないヒロインをさりげない行動で見守り、一歩ずつ進んでいくところもこれまでのヒーローと一味違って、こんな作品をもっと読んでみたいと思いました。
ニュージーランド生まれ。想像力豊かな、読書を愛する子供だった。秘書学校を卒業後、友人と船で対岸のオーストラリアに渡り、働いてためたお金で車を買って大陸横断の旅をした。その旅先でイタリア人男性と知り合い結婚。もっとも尊敬する作家はノーラ・ロバーツだという。