ハーレクイン・シリーズ
心のなかの小箱
病院で働くメリーは、珍しい血液型の持ち主だった。あるとき彼女の血液がひとりの急患の手術に役立ち、看護師たちはそのハンサムな患者の話題で持ちきりになった。そんな人と希有な共通点を持っていると思うと、悪い気はしない。数日後、食事の許可が下りた彼の病室にトレイを運んだメリーは、ジュールダン・ラニエという患者の抗いがたい魅力に圧倒された。こんなにも心を乱す男性には、決して近づいてはいけないわ。メリーは担当を替わってもらったが、退院した彼から食事に誘われる。断っても断っても諦めないジュールダンにとうとう屈し、メリーはこちこちになってその夜を迎えた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年05月20日
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- 訳者
- 安引まゆみ
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年05月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90078-4
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- 書籍番号
- K-68 (初版R-458)
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。