ハーレクイン・シリーズ
最高の片思い
あのときはまだ、知らなかった。幸せが一転するとは。
幼なじみのジャックにとって、私は妹のような存在にすぎない。それがつらくて、エリーは逃げるように旅に出た。旅先でも彼への思いは消えるどころか、募るばかりだったけれど。そして今、三年ぶりに故郷に帰ってきた。陽気な友人たちも美しい景色も、あのころと何も変わっていない。ただひとつ、ジャック以外は。なんと彼は生後十カ月の娘を、男手一つで育てていた。戸惑いは隠せなかったが、エリーは思いきって彼に切りだした。「私と結婚しない? そうすれば私がこの子の面倒をみるわ」彼のためになるなら――その一心だった。
魅惑の億万長者 7
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- 頁数
- 168頁 / 新書判
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- 発行日
- 2006年02月05日
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-21803-X
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- 書籍番号
- I-1803
読者レビュー
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2003年9月刊「星空に降る愛」(I-1630)に登場したジャックが今回の作品のヒーロー。前作で失意の底に突き落とされた彼は、幼なじみのエリーと再会し、新たな一歩を踏み出すことができるのでしょうか。ジェシカ・ハートの記念すべきイマージュ作品十作目です。