ハーレクイン・シリーズ
結ばれた真実
幾多の障害を乗りこえて、今、ひとつの愛が結ばれる。
キャサリンは監禁状態から自分を救ってくれたクリスチャン・デュモンの城に身を寄せていた。城の練武場では騎士たちが剣の稽古に励んでいる。そして六人のうら若い令嬢が息をひそめてその様子を見守っている。令嬢たちは城主の弟であるジェフリーの花嫁候補に名乗りを上げようと、精いっぱい着飾っていた。だが、キャサリンは独り、気持ちが沈んでいた。大好きなジェフリーが結婚してしまう……。それだけではない、彼の顔を見るのもこれが最後かもしれない。そう思うと、寂しくてしかたなかったのだ。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2006年05月05日
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- 著者
- テリー・ブリズビン
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 946円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-32253-8
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- 書籍番号
- HS-253
読者レビュー
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12世紀末、イングランドは現在のノルマンディー地方の領地を巡ってフランスと激しく対立していました。本作のヒロイン、キャサリンもその時代の波にのまれた犠牲者でした。HS-227『女伯爵の名誉』、HS-239『生きかえった花嫁』の関連作品です。