ハーレクイン・シリーズ
女王陛下の侍女
王女エリザベスは戴冠して、女王となった。
西暦1558年、エリザベス女王が誕生し、時代の波は新たなうねりを生み出した。宮廷には女王に召し抱えられた廷臣たちが勢揃いして、すがすがしい空気に満ちている。侍女ペネロープもまた晴れがましい気持ちで謁見に臨んだ一人だった。たいした家柄ではない自分がこの場にいられるのも、姉が伯爵家に嫁ぐおかげだ。精いっぱい女王様にお仕えしよう。そう誓ったとき、見覚えのある男性の顔が目に入った。オリヴァー!甘ずっぱい記憶がたちまち彼女の胸を占めた。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2006年03月20日
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- 著者
- ポーラ・マーシャル
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- 訳者
- 山本みと
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- 定価
- 838円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-82081-3
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- 書籍番号
- HES-1
読者レビュー
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16世紀半ば、イングランドでは急速にプロテスタント化が進み、英国国教会が設立されます。しかしいまだカトリックを信奉する者も多く、そのせめぎ合いの中でエリザベス女王の治世は始まりました。侍女ペネロープのけなげな献身ぶり、身を焦がす恋に、どうぞご期待ください!