ハーレクイン・シリーズ
情熱にかられるまま結婚をしたものの、タリーは子供を死産し、夫サンダーとは離婚を前提に別居している。子供を亡くしたときの彼の冷たい態度がどうしても忘れられず、いつか二人の心は離れてしまったのだ。今は自分のデザイン事務所も立ち上げ、充実した毎日だ。けれど、過去のことはきちんと清算しなければ。家を引き払う前に私物を整理しようとタリーはフランスに向かうが、そこに突然現れたサンダーの姿に驚いた。惨めだった日々が甦るから、二度と顔を合わせたくなかったのに。だが夫の目を見た瞬間、まだ残る情熱をタリーは確信した。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年04月05日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 西江璃子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年03月23日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12721-1
-
- 書籍番号
- R-2721
-
- ミニシリーズ
- 名ばかりの花嫁
-
モニター
二人の相手を思う気持ちが、お互いに欠けていたために苦しみます……。でも、心はずっとつながっていたと思います。当人同士以外の思惑でも苦しみますが、最後、お互いの深い愛に気づき、最後、お互いの深い愛に気づきます。タリーの無償の愛を感じました。
-
モニター
死産という悲しい出来事を本来は夫婦二人で乗り越え、先に進まなければならないということをお互いに誤解し、離れてしまった二人。読み進めていくと「うまくいくのかな?」と思いましたが、新たな困難が二人の前に立ちふさがります。タリーの行動や優しさは私には真似できないと思います。一度は離れてしまった二人がもう一度信頼し合い、困難に立ち向かう二人に注目です!
-
モニター
大好きだからこそ、裏切られたり、悲しい目にあわされたりすると、相手のことを信じられなくなり、二度と許すことができない……。心の離れた二人がまた元に戻るなんてできるわけないと思っていた私。でも、この本を読んでちょっと視点が変わりました。恋愛に大切なことって、いかに相手を思いやれるか、二人でじっくり会話できるかにかかってるんですよね。シンプルなことなんだけど、実践するのが意外に難しい、この大切さに気付かせてくれた本だと思います。ハッピーになれるおススメ本です!!
-
モニター
情熱が先走った結果の「でき婚」。しかし、結婚の決め手となったはずの子供を失い、その喪失感を分かち合うことができないまま離婚に向かっていったヒロイン・タリーとヒーロー・サンダー。このあたりは前作の読後に感じた「すっきりしないハッピーエンド」が、現実になったような気がします。結婚するときにサンダーにかけたタリーの父親の圧力が、二人がやり直すときにタリーへの脅しとなるのですが、冷めやらぬ情熱が残っていることを頼りにもう一度やり直すことにした矢先の仰天ニュース! 読者のはずなのに、心臓が早鐘を打ち呼吸も止まります……。自分がその立場に置かれたら、どうするんだろうか? と真剣に考えてしまうほどで、この一作はただものではありませんでした。
-
モニター
ヒーローが最初からヒロインを好きなのが伝わり、好感度の高いスタートでした。中盤で株を落としてしまいましたが、「きみを手放したくない一心で耐えるしかなかったんだ」という言葉を面と向かって言えてしまいます。あらすじでは暗くなりそうと感じましたが、読んでみると再会後の甘い日々が多く書かれているので、ちょっかいを出したくなる楽しい気持ちにもなりました。その役をロバートが引き受けてくれた感じで微笑ましかったです。
-
モニター
あの日に私の全ては、死んでしまったの? お互いに狂おしいほどに、相手のことを想っているのに、あの出来事が全てを壊してしまったの? 私には関係無く巻き起こるトラブル。母のトラブル解決の代わりに父の出した条件は、別居中の夫との一年間の同居。離れていた一年半の月日は新たな問題を生み出していた。私は、この問題を乗り越えられるの? 二人は再び理解し合い、許し合い愛し合う事ができるの?
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。