ハーレクイン・シリーズ
その朝、秘書のジェニスタは新しい社長を見た瞬間に凍りついた。厳めしい顔でこちらをにらみつけているのは、ゆうべパーティで誘いをかけてきたハンサムな男、ルーク。プレイボーイ然としたその傲慢な態度が許せなくて、ジェニスタがわざとすげなくあしらった相手だ。あんな最悪な出会いをした人のもとでこれから働くの?しかもさらに悪いことに、なぜかルークは彼女を上司の愛人だと勘違いしていて、誤解だという訴えにも耳を貸そうとしない。軽蔑しきった視線に晒され、ジェニスタは身を震わすしかなく……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年04月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 中原もえ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年04月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42018-3
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- 書籍番号
- PB-118 (初版R-351)
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モニター
不器用な大人の恋です。恋愛になんて興味は無い。男なんてみんな同じ! どうせ自分の欲望のままに生きてるんでしょ? そう思っているヒロイン、ジェニスタ。過去のトラウマによって氷のように閉ざされてしまった彼女のその心を溶かすのは同じく不器用で素直じゃない男、ルーク。この二人の出会いから全てが引き込まれる作品でした。真実の愛とは何か……? 答えはこの本に描かれています。恋を忘れてしまった……そんな人にぜひ読んでもらいたい作品です。
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モニター
二人の始まりが劇的で、物語が進む速度も衝撃的で、えっ? もうそこまで?…という風にはらはらドキドキでした。傲慢なルークが変わっていく様が楽しく、さらにヒロイン、ジェニスタの心の変化もおすすめの作品です。
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モニター
秘書のジェニスタは、同僚が主催する気ののらないパーティーに参加した。そこでルークに誘われるが、過去のトラウマから、手ひどく断ってしまう。ところが翌日、ルークはジェニスタの上司として再会する。何故か彼女にこだわり、かかわり続けるルーク。お互いに惹かれあうものを感じながらも、誤解やこだわりにとらわれて傷つけあってしまう二人。相手を信じたくても過去にとらわれてしまう二人の行く末が気になり、一気に読んでしまいました。
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モニター
昨年の12月にお亡くなりになったペニー・ジョーダンの追悼作品です。帯にもあるとおり、ボスと秘書の王道ロマンスです。あるパーティーで初めて出会った時、お互いに一目ぼれだったのに、過去の傷ついた経験や心無い人の悪意に惑わされ、行き違ってしまい素直になれない二人。ハッピーエンドまでのハラハラ、ドキドキの展開が気になって、読み出したら止まらず、一気に読み進んでしまいました。
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モニター
過去のトラウマからなかなか自分の本当の気持ちに気づかないヒロインと、ヒロインを想うあまりに強引な行動をとるヒーロー。両者とも間違った思いこみですれ違ってしまいますが……とてもとても素敵なラブストーリでした。
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モニター
「一目ぼれ」この言葉で想像していたストーリーとは全く違いました。ルークとジェニスタの最悪の出会い。最初から怖いくらいの勢いで迫ってくるルーク。素直な心からの言葉を交わすことのできない二人。ルークの言葉の端々に心情が出ているのに誤解を解こうともしないジェニスタ。読んでいて歯がゆく休むまもなく読みきってしまいました。さすがペニー・ジョーダン。ぜひ読んでほしい作品です。
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モニター
初めてハーレクインの小説を読みました。読んでいくうちに、主人公のジェニスタの今後の展開がとても気になってしまい、一気に読みました。また、日本人の自分では考えられないような思考や行動にも興味を惹かれました。町並みや風景の描写も素敵です。そして、読み終えた時に自分も幸せな気持ちになりました。ハーレクインを読んだことがない人でも満足できる作品だと思います。
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モニター
主人公は男性に対して偏見を持っており、相手となる男性は頑なに主人公の話を聞き入れようとしない傲慢な性格を持っています。一通り読んで、現代版「プライドと偏見」と感じました。著者であるペニー・ジョーダンさんがイギリス出身の方なのでイギリスというお国柄も作品から伝わる気がします。上司と部下の関係というオフィスものが好きな方にもお勧めします。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『A Secret Disgrace』が遺作となった。