ハーレクイン・シリーズ
デリで働くキャロは将来自分の店を持つことを夢見ていたが、不幸にも勤め先は倒産し、婚約者からは捨てられてしまった。臨時雇いの職にありついて傷心を癒そうとしていたある日、寄宿学校時代の親友ロッティからメールが届く。ロッティはヨーロッパの小国モンリュースのプリンセスで、自由がないことと、皇太后からの縁談攻撃を普段から嘆いていた。今回のメールによれば、次期王位継承者であるフィリップとの縁談が、双方の意思とはまったく無関係に進められようとしているという。そこで、キャロはロッティから縁談をぶち壊す手助けを求められた。今すぐモンリュースに来てフィリップの恋人役を演じてほしい、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年04月05日
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- 著者
- ジェシカ・ハート
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年03月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22221-3
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- 書籍番号
- I-2221
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- ミニシリーズ
- 取り替えられた運命
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モニター
現実ではプリンセスや王位継承者と知り合いになったり、宮殿に暮らすということはないので、お話が進むにつれて疑似体験している感じでした。お互い気になっていたり、好きという気持ちに気づいているのに身分や立場の違いからなかなか素直になれない二人がじれったい感じもしましたが、最後は二人が幸せになり良かったと思います。
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モニター
進最初は親友からの依頼での駆け引きのお付き合いだったキャロとフィリップ。でも、読み進めていくうちに、二人のピュアな心でお互いを真剣に思い合い、惹かれていく様子や平民と王族という生活環境の違いを越えて、周りの人達を変化させていくスリルにときめきながら読みました。
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モニター
ヒロインのキャロは、食べるのが大好きな普通の女性。婚約者に振られた反動でやけ食いで太った体重を減らそうとルームメイトと一緒にダイエットの日々。おまけに失業までして、ついてない毎日を送っています。そんな彼女の元に学生時代の親友からメールが……。一国のプリンセスである彼女からの提案は、自分のために又従兄のプリンスの恋人役をしてほしいと。そのプリンスは、キャロがさえない学生時代に物陰から見て密かに憧れていた超プレーボーイ。まるでドラマか映画のような設定で物語が展開していきます。プリンスは、今も変わらずイケメンで、次男プリンスならではの俺様キャラでキャロを見下しますが、だんだんと彼女のペースに。俺様プリンスが、いつしかツンデレ王子に変化していくのが、読んでいてとても微笑ましかったです。まるで、コミックのように気軽に楽しく読めました。シンデレラものが好きな方への王道の1冊としてお薦めします。
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モニター
共に自分の居場所を探しているまったく身分の違う二人が、期限付きの恋人同士として暮らしていくうちにお互い惹かれ合う。その過程が、とても素敵に描かれていました。些細なことが実は幸せなのだというのを一緒に感じ取り、胸が温かくなる作品でした。シリーズなので、次作も是非手にとってみたくなりました。
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モニター
ハーレクイン社の本を今回初めて読ませて頂きました。読む前は登場人物の名前の区別がつくかな? 飽きずに楽しく最後まで読めるかな? と多少の不安もありましたが、読み出すとそれらの不安は全て吹き飛び、物語に吸い込まれるように一気に読ませていただきました。自分とはかけ離れた世界の物語なのに親近感を感じることができたのは、主人公がキャロのような女性だからですね。
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モニター
憧れのシンデレラストーリー。女性なら、一度はプリンセスに憧れます。ただ、おとぎ話であって、現実には難しい。キャロは家柄がいいわけでもなく、お金持ちでもなく、失恋したばかりの女性。自分の本当の魅力には気づいていません。そんな彼女が、とんでもない提案に巻き込まれ、運命のプリンスと再会します。自分が身分違いということは理解していますが、心と身体は正直でフィリップに惹かれていきます。キャロの気持ちになって、一気に読んでしまいました。本当にプリンセスとして幸せになって欲しいです。
ガーナ生まれで、イングランドのオクスフォードシャーの田舎で育つ。土木技師として外国で働く父親に会うため、休暇ごとにアフリカ各地やニューギニアを訪れた。大学卒業後はウエイトレスから英語の教師まで、数多くの職種に就き、海外生活も経験した。現在はイングランド北部のヨークに暮らす。