ハーレクイン・シリーズ
タリーはあるパーティで見かけた男性にひと目で惹かれた。彼の名はサンダー。海運王を父に持つ、将来有望な投資家だという。タリーはギリシアでも名だたる実業家の婚外子として生まれながら、男性にだらしない母親と実の娘にすら関心のない父親を見て育ち、恋愛には興味を持てずにいまだにバージンのままだ。こんな私を彼はどう思うかしら?でも、胸が痛いほどのこの情熱を解き放ってもいいのでは?だがタリーが初めてだと知ったとたんサンダーは態度を変え、自分が求めているのは軽い情事の相手だと言い放った。思いがけぬ悪夢がここから始まるとは、タリーは想像もしなかった。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年03月05日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 西江璃子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年02月24日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12710-5
-
- 書籍番号
- R-2710
-
- ミニシリーズ
- 名ばかりの花嫁
-
モニター
複雑な家庭環境から恋に臆病なタリーと、自分が暮らす世界にはいないタイプに惹かれるサンダー。色々なことが絡まっていますが、サンダーの強引なやり方には屈してしまうだろうなと感じながら読んでいました。
-
モニター
タリーは実業家の婚外子であるという事実を言えないままサンダーと出会い、情熱のままに関係が始まってしまいます。そのことがのちの二人の関係に深く関係し、二人を苦しめることになるのですが、前向きで快活なタリーの性格が魅力的で、サンダーの独善的なところも許せてしまうかもです。ハラハラドキドキの展開で最後までどうなるのか目がはなせず、一気に読んでしまいました。
-
モニター
まず最初に届いた本を手に取り、表紙を見てうっとりしてから読み始めました。「愛している」--日本人男性は比較的この言葉を使う機会が少ない、もしくは皆無と思われます。かくいう私も言われたことがない(泣)。来世は絶対、国際結婚と願わずにはいられません。だからこそハーレクインの異世界に引き込まれるのです。今回のヒーローは人を愛することができません。家庭環境が大きく起因しています。でもヒーローの言葉も態度も行動も、いやいやどう見てもそれが人を愛するということでしょと突っ込まずにはいられませんでした。この作品を読んだ後のモヤモヤ感を皆さんと共有したいです。読者の反応を知っているリン・グレアムにまんまとしてやられた感が否めません。「愛」とは何か、改めて考えさせられる作品でした。
-
モニター
サンダーは、容姿・頭脳・資産すべてが揃っていて、女性とは軽い付き合いをしたいタイプ。タリーとも軽い付き合いをしたいと思っていたのに……。だんだんタリーにのめり込むサンダーだが、だんだんタリーにのめり込むサンダーだが、あることがもとで彼女に裏切られたと思いこんで……。最初から最後まで、次から次にいろんな事が起こるので、すごく面白くて、最後まで次の展開が気になるお話でした。
-
モニター
本が届くのを今か今かと、待ちきれない思いで楽しみにしていた私。一回読み切って後でじっくり読みなおすのが私流なんですが、まず一回目の感想がなんて傲慢な男だろう。なにか読み落としたのではと二回目。私が読んできたハーレクインの中で一番の傲慢さ。三回目……。ここまで彼に言われたら私なら結婚しない。それでも結婚するということは情熱が何ものにも勝るということでしょうか。私もここまで心酔できる情熱を味わってみたいな。
-
ロマンスlove
さすが、リン・グレアム! 一気に読んでしまいました。展開が早くても、物足りなさがない、先の展開が気になる。早く先が読みたくてたまりませんでした。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。