ハーレクイン・シリーズ
プリシラは亡き母のために復讐を企み、犯罪組織のボスという裏の顔を持つ会社社長のオフィスを訪ねた。だが入り口に現れたどこか謎めいたボディガードの男は、ボスが面会を許可したにもかかわらず、彼女を追い払おうとする。頑なに帰ろうとしないプリシラに、彼は試すように告げた。「身体検査をする。ここを立ち去るか、おれに全身を触らせるかだ」屈辱に震える一方で、プリシラは不思議なものを感じていた。彼の瞳はまるで……私を親身に心配しているかのようだわ。
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- 頁数
- 416頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年02月20日
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- 著者
- ローリー・フォスター
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- 訳者
- 宮崎真紀
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- 定価
- 1,216円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年02月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80069-5
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- 書籍番号
- PS-69
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モニター
読み始めて数ページで、物語に引き込まれるものを感じました。ロマンス小説というジャンルだけでは収まりきれないくらいのサスペンス要素の多い作品です。復讐に燃えるプリシラの力強さと、密かに犯罪組織撲滅に強い思いを抱いているトレイスの対照的な2人の会話からロマンスに至るまで、ひとときも目を離すことができず、一気に読み上げてしまいました。また二人を取り巻く登場人物も個性的で、関連作品が既刊、未発売含め数冊あるようなので、そちらも是非、読んでみたいと思いました。皆さんも絶対に楽しめる1冊です。
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モニター
犯罪組織のボス、特殊警備員……そう聞くと重苦しく暴力的な感じがしますが、物語も恋も軽快なスピードで展開します。いつもは冷静に行動するヒーローが、予測不能なヒロインに翻弄される様子にハラハラしました! (ヒロインにメロメロで任務遂行できるの~!?) 無邪気で強くて、それでいて繊細。万華鏡のように多面体で、キラキラ輝くヒロインがキュートです。脇を固めるキャラ達も個性派ぞろいでGood!
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モニター
人身売買組織のボスへ亡き母の復讐のために近づくヒロインと、ボスのボディーガードとして潜入捜査をしているヒーローの、死と隣り合わせの危険な駆け引きのお話でした。ボリュームがあるのに、続きが気になって一気読みしてしまいました。うぶで純粋なのに生活のためにアダルトショップのオーナーをするなど、今まで見たことのないタイプのヒロインと、そんな彼女を危険から遠ざけようとしながら惹かれていくヒーローの心情にドキドキでした。最後の大団円には文句なく涙しましたが、序盤のドレスの試着のシーンは何回も読み返しました。まだお互いの素性を知らない二人の心の変化が濃厚に描かれています。余裕たっぷりに見せていたのに、実は立ち上がれないほど参っていたって(笑)。ヒーローの内心の動揺がおかしいです。
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モニター
プリシラはとても強い女性です。大人しく騎士に守られるお姫様じゃない!! 自分の力で敵に立ち向かおうとします。でも、強さの中に純真さがあって、だからこそヒーローはそんなプリシラ守ってあげたくなるようです。私もこんなヒーローに守られたい! かなりの長編なので、抵抗があるかもしれませんが、機知に富んだ文章とセクシーな描写にたちまち魅了されること間違いなし!! 二人の味方である人物たちもイイ人揃ってます!
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モニター
1ページ目で、スパイものでとっつきにくいのかなと思いきや、ページをめくっていくうちにどんどん吸い寄せられました。何だか危険な男って惹かれてしまうんですよね。トレイスの動向に、はらはらどきどきしっぱなしでした。また、ラブシーンもストレートかつロマンチックで、素敵でした。読み終わった後、ポワンとしていたのは秘密です。
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モニター
惹かれあいながらもそれぞれの立場や胸に秘めた目的のためにお互いに全てをさらけだせないヒーローとヒロイン。犯罪組織のボスとの駆け引きや身に迫る危険、その合間に散りばめられたドキドキするセクシーなシーン。かなりな長編でしたが、先が気になり一気に読んでしまいました。ヒーローの仲間たちも大変魅力的で、他のカップルの話も読みたくなる、そんなお話です。
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モニター
女性を食い物にする冷酷な人身売買組織のボス・マリーに報いを受けさせるため、組織に潜り込んだ頑強な男トレイスの元に奇妙な女が突然やって来た。母を蝕んだ組織のボスを殺したいと。二人はやがてお互いを意識し合う中になって、執拗なマリーはもちろん、屈強な用心棒や狂人のようなマリーの愛人を相手に、トレイスは彼女を守りながら組織と戦っていくこととなる。終始はらはらしながら最後まで一気に読んでしまいました。
愛に対する確固たる信念を、セクシーな作風と切れ味のいい文章で表現し、読者の支持を得ている。高校時代からの恋人である夫と共にアメリカのオハイオ州に住む。小説を書くことは大好きだが、いちばん大切なのは、どんなときも家族だという。