ハーレクイン・シリーズ
地中海の港に停泊中の豪華クルーザーで催されたパーティで、トリスターヌは危険な魅力を放っている男性を見つめた。ギリシアで巨大な海運帝国を築いているニコス・カトラキス。冷酷な異母兄の立てた計画のせいで、彼女はニコスに途方もないことを依頼せざるをえなくなったのだ。「わたしをあなたの愛人にしてほしいの……」ニコスは宿敵バルベリ家の娘トリスターヌから誘いをかけられ、思わず勝ち誇った笑みを浮かべた。この絶好のチャンスに彼女を思う存分利用してやろうじゃないか。ニコスは所有するクルーザーの自室へと彼女を導いたが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年02月20日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 漆原麗
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年02月10日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12705-1
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- 書籍番号
- R-2705
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モニター
お互いに目的があって出会ったトリスターヌとニコス。惹かれてはいけないと思いつつもどんどん惹かれあう二人に夢中になって読んでしまいました。愛を知らないニコスと、惜しみない愛を与えるトリスターヌ。どきどきの展開に目が離せませんでした。
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モニター
母のため、心ならずも自分を犠牲にして愛人に志願する健気なヒロインと、暗い生い立ちの成功者、海運帝国の主でカリスマ的ギリシャ人ヒーロー。出会いから一貫して激しくぶつかり合う情熱的な場面描写はホットで、ドキドキものです。家族間の復讐のストーリー展開なので、ラストの幸せにたどりつくまで、ハラハラさせられました。
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モニター
異母兄に利用されヒーローの愛人になることを志願するヒロイン、ヒロイン一家に復讐を誓いヒロインを利用するヒーロー。先が気になりどんどん読み進めました。ヒーローに誠実であろうとして真実を告白したヒロインに対し、ヒーローの言ったセリフが個人的にツボで、何度も読み返してしまいました。あのシーンで、惹かれる人に言われたら、私なら胸に飛び込んでしまいます。だからこそ、このあとの展開でのヒロインの哀しみが深く伝わってきました。最後までどうなることかとドキドキのお話でした。
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モニター
母親を救うためニコスに近づくトリスターヌ、愛する妹の復讐のため彼女を利用する冷徹なニコス。誰もが羨む愛人関係となった二人。真の目的を隠し濃厚すぎる恋愛ゲームに勝つのは……。情熱的な恋がしたくなりました。
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モニター
この作家さんの別の本を是非読んでみたい! そう思わせるような筆力です。物語の展開も上手く、どんどん読んでいく中で引き込まれていきます。ヒーローの愛を知らない傲慢さや、ヒロインの頑なな心の中に芽生えていくそれぞれの真実の愛、胸が痛くなる程辛い仕打ち、ホットなシーンも素敵ですし、何度読んでも飽きさせません。 おススメですよ!!
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モニター
この作品は「愛の力」がテーマです。母への愛から愛人になろうと決めたヒロインが愛を信じないヒーローの愛人になって、結婚式にまで至るのに、おきざりにされます。それでも「この人を愛している」という意思の強さが最後にはヒロインを幸せに導きました。しかし、ヒロインは好感が持てたのですが、ヒーローはいまいち理解してあげることができなかったのが本音です。
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モニター
イタリアの美しい街並みと、豪華クルーザーを舞台に主人公トリスターヌと大富豪ニコスの恋の駆け引きが繰り広げられます。本当は一番愛人とは縁遠い性格のトリスターヌ。それでも、彼女にはどうしてもニコスの愛人にならなければいけない訳がありました。どうしたらニコスに心の内をを悟られずに近づけるのか、ドキドキしながら読みました。大人の恋の駆け引きを楽しみたい方にお勧めです。
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モニター
ニコスの愛人になろうとするトリスターヌの駆け引きに、はらはらし通しでした。愛人をつくる理由は……複雑で可哀想だと思いましたが、一目惚れのお相手と恋仲になれて良かったナ♪ トリスターヌはとても一途で強い精神の持ち主! くじけずに自分の想いを貫く所が魅力です。
ニューヨーク市近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。