ハーレクイン・シリーズ
サクソン家の社葬に現れた気品あふれる男性を見た瞬間、家長フィリップが凍りつき、彼の部下であるケイトリンは胸騒ぎを覚えた。サクソン一族と同じ黒い瞳と黒髪……。スペイン人侯爵、ラファエロ・カレーラスと名乗ったその男性がうっとりするような魅力的な声で語りだしたのは、フィリップが犯したラファエロの母への卑劣な行為――妻ある身であることを隠し彼の母を妊娠させ、棄てた過去についてだった。今になって実の父を訪ねてきたラファエロの目的は、いったい何?サクソン家の人々はケイトリンにとって、家族も同然だった。ケイトリンが男性を恐れる特別な理由など知るよしもなく、精悍な顔立ちの尊大な侯爵は、燃えるようなまなざしを彼女に向けた。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2012年02月05日
-
- 著者
- テッサ・ラドリー
-
- 訳者
- 片桐ゆか
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2012年01月27日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51502-5
-
- 書籍番号
- D-1502
-
モニター
復讐のため、告別式の最中サクソン家の前に現れたラファエロ。サクソン家と身内同然の付き合いをしてきたケイトリンにとっては敵となるのですが、惹かれてしまいます。仕事に情熱を燃やし、成功した彼女ですが、恋となると臆病になり、あれこれ悩んだりする姿がかわいらしく描かれていました。復讐、そして家族愛がもう一つのテーマになっており、読み終えた時、心が温まるのを感じました。
-
モニター
ケイトリンが、ラファエロとの出会いによって、女性としての自信を取り戻してゆく姿がすてきでした。ワインの描写もおいしそうで、飲みたくなってしまいます。シリーズの二冊目なので前作をぜひ読んでみたいです。
-
モニター
復讐もの?とちょっとドキドキしながら読みましたが、このヒーロー、言葉では色々言ってもとても良い人です(笑)。口で言うほど悪くないし、しひどいこともしてません、なので安心して読み進められました。ヒロインの方がむしろ忠義心と魅かれる心とトラウマに揺れすぎていてつかみどころがなかった印象です。偶然ヒーロー異母妹のお話『シークと薔薇の宮殿』を先に読んでいたので、この物語の後、ヒーローが異母兄弟たちと仲よくしているようでうれしかったです。
-
モニター
冒頭は公園墓地でのお葬式。突然現れる謎の人物。ケイトリンにとっては何故か気になる。家族同然のサクソン家に忍びよる暗雲。謎の人物に少しずつ惹かれていくケイトリンが変わっていくのが読者としては楽しみ。どうなるんだろうとワクワクしながら、一気に読んでしまった。納得の結末! ハーレクインはこうでなくっちゃ!
-
モニター
ラファエロとケイトリンの立場の違いや家族との軋轢もあり、2人の恋はすんなりとはいかないので、ハラハラしました。しかし、事件が起こり、一気にいろいろ解決したのにはびっくり。でも物事ってそんなものかもしれない。いくつか謎が残り消化不良気味。この家族の行方が気になるのですが、今後スピンオフがあるのかな・・・? あるといいな。
-
モニター
出だしから男性を主人公にして書いてあるので、相手となる女性には私も反感を抱きました。「出しゃばった女だ」と。20頁目で見事に嫌いになってしまい、読みづらく、二人が恋に落ちるなんて無理のある流れだとも思えました。しかし、あの、手が触れると電流が走るという設定で、二人だけでなく、読者である私も惹きつけられました(苦笑い)。半分読み進んだあたりから楽しめるようになり、加速しました。最後は二人を祝福できました!
-
モニター
心に傷を持つが一生懸命に働く女性と、同じく傷を持ってやってきたスペインの侯爵との出会い。途中どんな展開になるかとハラハラしました。楽しく読めましたが、もう少し続きが気になる場面がありました。
旅と読書を何よりも愛しているという。幼いころからファンタジーやミステリー、ロマンスを読みふけっては空想の旅をしていた。英文学と法律の学位取得後、法律事務所に勤務するも、オーストラリアへの家族旅行をきっかけに執筆活動に転向することを決意。旅がすべてのインスピレーションと語る。