ハーレクイン・シリーズ
「紳士のみなさん、大切なところを隠してください!」ライラは病院の男性更衣室に向かって声を張りあげた。すばらしい肉体のシルエットだけで、ライラはすぐに彼を見つけだした。セクシーな一夜の恋人、カルロス・メディナを。情熱にまかせた情事が新しい命を生み出した事実を告げたライラにカルロスはしかし、冷たく言った。自分の子であるはずがない、と。彼が王族の出だと知る前から、医師としての彼に憧れていたのに。ライラの失望に気づいたカルロスはやがて、万が一、自分の子だった場合は結婚しようと言いだした――ただし、親子鑑定の結果を待つ1週間、一緒にバカンスを過ごそうと。絶対に誘惑にはのらないわ。どんなに彼が心をかき乱すほど魅力的でも。【デジタル版先行リリース】
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年02月05日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 小林ルミ子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2012年01月27日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51501-8
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- 書籍番号
- D-1501
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- ミニシリーズ
- 恋におちたプリンス
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モニター
主役のライラとカルロスが真実の愛を手にいれるまでの描写が素晴らしくて、どちらにも感情移入しやすく、話の途中でなんども涙腺がゆるんでしまいました。
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モニター
ライラを今までで最高の女性だと思っていながら、過去を乗り越えられないカルロス。また、ライラもカルロスの言動が信じられず…。お互いの体を求め合わずにはいられないが、気持ちは離れたまま。すれ違う二人の気持ちがいつ通じ合うのか? カルロスを信じられないライラに、一生懸命になるカルロス…。どうやってライラから信頼を取り戻すのか? 最後まで読まずにいられない作品でした。
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モニター
冒頭、男性更衣室へ乗り込んでいく(もちろん理由はありますが)大胆なヒロインと、故郷を追われた時、精神的にも肉体的にも深い傷を負ったヒーロー。ヒーローが気晴らしでデートした女性がストーカーになりかけたり、過去の出来事が原因でヒロインの告白を信じようとせず、二人の“心の距離”は、なかなか縮まりません。さらに、ヒーローは、失うことを恐れるあまり「愛してる」と口にせず、読み手としては、かなりやきもき。それだけこのお話に引き込まれた証拠ですね。3部作の完結編ですが、単独でも十分に楽しめ、最終話にふさわしいエンディングだと思いました。
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モニター
心を開いてくれないヒーローに、二人の間の壁が取り除かれていくにしたがってどんどん惹かれていくのに、結局すれ違ってしまい、翻弄されるヒロインの気持ちがせつないです。ヒーローの打ち明けられない過去と、ヒロインへの気持ちが丁寧に書かれています。お互いを信じ合える日が来るのか…ラストまでドキドキ感が止まらないお話です。
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モニター
トラウマを抱えた傲慢なプリンスを愛してしまったヒロイン。とってもセクシーな場面が沢山(笑)。私も扉に押し付けられたり、ピアノの上で...と想像してしまうくらい。あっという間に読み終わってしまいました。でも、何回も何回も読み返して、私もこんなバカンスがしたいと思いました。
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モニター
1ページの1行目から、心拍数上昇。ズカズカと男性シャワー室に入っていくシーンから始まりドキドキでした。思わず「嘘でしょ。ありえない。」とツイッター並に呟いてしまいました。ヒロインにどっぷりと感情移入。カーテンに手をかける瞬間!! 強気なヒロインを尊敬。自分には同じ真似は出来ないし、まあ元よりヒロインとはかけ離れた世界に生きています。だからこそハーレクインの世界にどっぷり嵌ってしまうのですが…。ドクター、プリンス、傷ついた過去を持つヒーロー、対するヒロインは聡明で美人。そして予期せぬ妊娠という展開。大好きなツボ満載。ある時は萌え萌えでニマニマしながら、またある時は顔をしかめながら、あっという間に読み終えた作品でした。ヒーローの弟二人が主役の「恋におちたプリンスⅠ」と「Ⅱ」も読みたくなったので本屋さんに買いに行ってきます!
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。