ハーレクイン・シリーズ
いつか終わると知りながら
使い捨ての愛人なんてつらすぎる。狂おしいほど彼を愛しているから。
世界中の女性を虜にする悪名高き企業家、ウォリック・キンケイド。彼と一夜をすごすなんて、アンバーにとっては青天の霹靂だった。ましてや翌朝、一緒に暮らしてほしいと言われるとは。ただし、ウォリックははじめに釘を刺した――愛はおろか結婚も子供も望まないし、続いてもせいぜい1年だが、と。そんな身勝手な提案はつっぱねるべきだったけれど、すでに恋に落ちていたアンバーは彼の胸に飛び込んだ。10カ月後。最近、ウォリックの態度がよそよそしくなってきた。今夜も手料理を用意して待っているのに、彼は帰ってこない……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年01月20日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 馬場あきこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年01月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12696-2
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- 書籍番号
- R-2696
読者レビュー
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モニター
自分の家系に受け継がれる宿命から、人生を限りあるものとして刹那的に生きるヒーローと出会い、約束も未来もないと知りながら始めた関係にいつしか愛が芽生えた。期待をしてはあきらめ、別れようとしても魅かれ合い、立ち去っても思い切れず、ヒロインの気持ちも優しさも知るほどに打ち明けられない秘密。人生をあきらめる前に最初のステップに気がついて良かった。まだやり直しができるから。
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アポロ
一気に読んでしまいました。世界中の女を虜にするプレイボーイと、彼が唯一愛した女。心から愛し合っている二人が、愛しているからこそ別れなくてはならぬ想い。その理由は最後に分かるのですが、二人の心情が交互に描かれており、流石!! ミランダ・リーですね。抗えない運命も愛する人が居てくれたら変わるに違いない……読みながら何度も感情移入してしまいました。現代の問題も絡めた作品です。お勧めします。
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出て、クラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして3人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編小説を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。