ハーレクイン・シリーズ

条件つきの結婚
思いがけない秘密 Ⅲ
決して彼を愛さない。それがこの結婚のルールだったはず。
ある週末、ジェシカのもとを父親が訪ねてきて信じがたい告白をした。父親は由緒ある屋敷の使用人だが、知らないうちに、貴重な美術品を盗んだ嫌疑をかけられてしまったのだという。屋敷の持ち主はイタリア人実業家セザリオ・ディ・シルベストリ。彼とは2年前、一度だけ食事をしたが、当然のように夜を一緒に過ごそうと誘われ、逃げ出したことがある。もう二度とかかわりたくないけれど、無実の父をなんとか助けたい。話し合いに向かったジェシカをセザリオは嘲笑してあしらったが、なおも懇願する彼女に真剣な顔で告げた。「取り引きに応じるなら君の父親を許そう。僕は子供が欲しいんだ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年01月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12689-4
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- 書籍番号
- R-2689
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- ミニ
シリーズ - 思いがけない秘密
- ミニ
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北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。