ハーレクイン・シリーズ
王冠を剥奪されたサン・リナルド国王の3人の息子たちは、身分を隠してアメリカへ逃れ、それぞれの事業で莫大な財を築いた。そんな謎めいた大富豪たちの素性を暴いたのは、ゴシップ紙のカメラマン、ケイト・ハーパーだ。彼女は今日も、第2王子デュアルトのプライベート写真を撮るため、闇に紛れて彼の私室バルコニーによじ上っていた。こんな仕事は好きじゃないけど、妹を養うには仕方がない。一瞬だけ、愛する妹に思いを馳せたそのとき、後ろから腕をぐいと掴まれ、力強い男の胸に捕らわれてしまう。はっと振り返ると、王子の厳めしい顔が目の前にあった。もうおしまいだと覚悟したケイトを、彼は意外にも招き入れ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2012年01月05日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 早川麻百合
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51496-7
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- 書籍番号
- D-1496 (初版DG-46)
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- ミニシリーズ
- 恋におちたプリンス
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モニター
プリンスと妹思いのフォトジャーナリストの身分違いの恋。お互い誤解してしまうような事件や、王の思いなどハーレクインにはよくあるパターンですが、私も出会ってすぐにお互いが必要不可欠な存在になるような人に出会いたいと思いました。
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モニター
どこで運命の出会いが待っているか分からない。スクープ写真をものにして、お金を稼ぐのが目的で近づいたのに…まさか、その相手、王子様と恋愛するなんて…。主人公は周囲に嘘をつく事が苦しくなる位、思いやりのある女性。そんな彼女だったからこそ、このシンデレラストーリーがなりたったのかもしれない。いつもと違う気分で街を歩きたくなる…そんな本です。
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モニター
大人の“ドキドキ”とスリルと興奮。結婚してから恋愛とは無縁かな、と思っていましたがこの作品に出会えてなんだか新しい気持ちになりました。芯の強いヒロインと、まっすぐでまさに王子様であるヒーローとの出会いにはじまり、最後まで一気に駆け抜けるような、だけどひとつひとつの出来事を丁寧に描いている、そんな作品でした。非日常を描いた王族の生活も現代の物語の中にうまく溶け込んでリアリティがあり、どのシーンをとっても華やかで素晴らしく、情景を想像するのが楽しかったです。
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モニター
国を追われた米国在住の王子の一人がヒーロー。王子の割に苦労もし、高貴でありながらも傲慢過ぎず、自分の内面にも向きあい、家族にも誠実で優しい素敵な王子様です! 秘密にしてきた彼らの素性を暴いたヒロインは、彼にとって敵のはずですが、策を講じ、婚約者のふりをさせ手元に置きます。読み進むうちに、ヒロイン同様、私も王子に心奪われ、一気に読みました。ただ、シリーズものなので、前作を読んだらもっと背景が理解しやすかったかも。
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モニター
ハーレクインを読んだのは初めてです。すごく読みやすいし、感動しました。ハンサムな俳優さんを思い浮かべて読みました。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。