ハーレクイン・シリーズ
ロンドン市内の病院で秘書を務めるチャリティは、 平凡な日常に何か物足りなさを感じるようになっていた。 ふと思い立ち、長すぎた春のボーイフレンドに別れを告げたが、 だからといって彼女の人生が急激に変わるわけではなかった。 ある日、遅くまで病院に残り仕事をしていたチャリティに、 内科医長のワイリーライアン教授が声をかけてきた。 あの謎めいた教授が、私を家まで送り届けてくれるだなんて! その日を境に、チャリティにはささやかな楽しみができた。 彼と過ごすひととき──それを私はずっと求めていたの?
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- 頁数
- 208頁 / 文庫判
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- 発行日
- 2015年04月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-93419-2
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- 書籍番号
- HQB-419 (初版R-600)
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モニター
とにかくいい娘なんです。このヒロイン。家では経済観念の無い父やおばを助け、職場では毒舌の先輩に耐え、バザーのために編み物をし、動物にも優しい。その彼女が恋したのが、穏やかで物静かだけど、どこか謎めいたドクター。切なくなるような恋心に、つい応援したくなります。彼の故郷のノルウェーの自然には、どこかのハデハデな女より、ヒロインの方がぴったりだと思いませんか。
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モニター
温かい気持ちで最後まで楽しく読めました。何だかツイてない感じの病院秘書を務めるヒロインでしたが、ある日、教授と関わり合いを持ち始めてからの生活が少しずつだけど、いい感じに進んで行きます。ノルウェーに旅したり(仕事でですが)、一見地味なタイトルですがワクワクが詰まってます! 初めてハーレクインを手にされる方には特にお勧めな一冊かと思いますよ♪ まだハーレクインを読み始めて日が浅い私のお気に入りの一冊です。
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モニター
ハーレクインの醍醐味である二人の気持ちがなかなか通じ合わないちところが、もどかしく、最後まで一気に読んでしまいました。読んだ後ほのぼのとする作品です。
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モニター
チャリティ(素敵な名前!)の「愛とはその人といるとくつろげることであり、自分ひとりでは不完全な気がするということだ」という言葉に、じ~んと来ました。ワイリーライアン教授はいつも穏やかで冷静で、情熱的な部分は見せないのに、チャリティに対する強い思いが垣間見える瞬間があり、読んでいてドキドキしてしまいました。ベティ・ニールズの世界にどっぷりと浸れる一冊でした。
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モニター
ベティ・ニールズらしいお話です。ヒロインが号泣したり、怒ったり、逃げたりといった激しい展開はなく読んでいてじれったく感じる程ですが読後は穏やかで幸せな気持ちになります。ヒロインの若くて健気でかわいらしい人柄。教授のいい男振り。プレーボーイでも傲慢でも理不尽でもない所が大好きです。
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モニター
毎日が単調で未来が見えてこない生活を変えたいと、それまで付き合っていた彼と別れたヒロイン。職場の意地悪なおばさんに売り言葉に買い言葉で仕事も辞めることになってしまった。憧れのドクターから秘書の仕事をもらい、主人公がドクターに対する自分の気持ちに気づくまで色々あります。ドクターが気持ちをなかなかはっきり言わないので、やきもきしながら一気に読んでしまいました。ベティ・ニールズの作品は、オランダが舞台のものが多いのですが今回は、ノルウェーです。ノルウェーの冬景色など載っていて温かい気持ちになれます。冬の季節にピッタリです。ほっこり気分になれますよ。
イギリス南西部のデボン州で育つ。オラン ダ人の夫と14年間その故郷に住み、看護師 として病院で働いた。イギリスに戻った後、 1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作 家活動に入る。穏やかで静かなロマンスは 多くのファンを魅了した。2001年6月、惜し まれつつ永遠の眠りについた。