ハーレクイン・シリーズ
4年前、ケイトはクリスティアーノとモナコで出会った。マスコミを賑わすほど有名なイタリア人の彼がケイトを誘い、二人は一夜をともにして、奇跡的に身も心も結ばれた。ところが翌日、クリスティアーノは大事故に遭い、重傷を負う。妊娠していたケイトは手紙を書いたり、病院を訪ねたりしたが、著名人の彼に会うことは叶わず、むなしく時間だけが過ぎた。もう忘れよう。彼にとって、わたしはただの一夜の相手なのだ……。苦心してひとり彼の息子を育てていたある日、再会のチャンスが訪れた。もちろん彼はケイトを覚えておらず、残酷にも再び誘惑してきた!だがそのとき彼女は知らなかった――彼がケイトを忘れた深い事情を。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年12月20日
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- 著者
- インディア・グレイ
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- 訳者
- 茅野久枝
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12685-6
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- 書籍番号
- R-2685
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モニター
あらすじから面白そうだなと思いました。ケイトは、色んな感情を見せてくれます。その時々に自分も体感しているという感覚をずっと覚えながら読みました。母親としての感情、一人の女性としての気持ち。常に真剣に向き合うケイトにきっとクリスティアーノも惹かれたんだと思います。是非読んで、二人の恋を多くの人に体感してもらいたいです。
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モニター
「ぼくを待っていてくれ」--愛した人の言葉を心の支えに、幼い息子と暮らすシングルマザーのケイト。だが長年待ち続け、やっと再会できた彼は、レース事故で記憶の一部を失っていた…。ヒロインとその恋人、共に過去にトラウマを抱え、傷つきながらも愛を狂おしく求める姿が文章からも伝わってきました。傷つくのを恐れるあまり、愛に臆病になってしまう二人に多くの読者は共感できるのではないでしょうか。
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モニター
インディア・グレイらしく優れた構成と高い文章力、そしてハーレクインでは多く見受けられるメインキャラクター達の「日本人とは少し違う感覚」のために感じられてしまう傲慢さや自己主張の強さがなく、非常に読みやすい物語でした。誰にも非が無いのでその分切なくもどかしい思いもありますが、だからこそ巻末では最高に幸せになれます。ぜひ手に取ってみてほしい一作です。
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モニター
4年前に情熱的な一夜を過ごし、その一夜が始まりであることを宣言してくれたにもかかわらず、ヒロインの記憶を失ってしまったヒーロー。その情熱的な一夜、子供を授かり、子供のために再会のチャンスにかけるヒロイン。ヒーローと再会し、事情を知り、記憶を手繰り寄せる姿にドキドキワクワク。切なくて、胸キュン間違いなしです。
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モニター
クリスティアーノが一夜にして心を許した女性ケイト。身ごもった子どもの存在を知らせるべく、上司の計らいで会いに行きます。しかし事故でケイトと過ごしていた時間の記憶だけがない。それでも再び一夜を共にすることになるとは、偶然なのか、それとも心の奥底に、ケイトに対する何かがあるのか。息子とクリスティアーノのふれあいも含め、なかなか良かったです。インディア・グレイの作品は好きです。
イギリスの作家。自称ロマンス小説中毒で、13歳の頃からハーレクインの作家になることが夢だった。大学では英文学を専攻し、大学生活最後の夜に知り合った男性と恋に落ちて結婚。3人の娘を育てるあいだ、創作の夢はしばらくお預けになっていた。幸運にもペニー・ジョーダンに会う機会を得て夢が再燃し、念願かなって2006年にデビューを果たした。