ハーレクイン・シリーズ
復讐のティアラ
夢の国アンブリア Ⅲ
彼はこの国を追われたプリンス――もっとも愛してはいけない人なのに。
すべてはあの日に始まった。ペレアはモンテとの出会いを今も思い出す。「追われているんだ。かくまってもらえないか?」アンブリアの王宮の一郭に住むペレアは、不意の侵入者に驚かされた。衛兵に追われていた彼を、ペレアはとっさに寝室に隠し、そのあと2日間、騒ぎが静まるまで一緒に過ごすことになった。とても危険ななりゆきだったのに、ペレアは一目で彼に魅せられていた。そして、彼がアンブリアを以前治めていた王家の皇太子モンテで、主権を奪い返そうと、城に忍び込んで動きを探っていることを知った。そのモンテが何カ月も経ってから、また戻ってきた。でも、もう遅い。彼女は現政権の後継者とされるレオナルドとの婚約をすでに決めていた。片時も忘れたことのないモンテとの赤ん坊を身ごもったまま……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年12月20日
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- 著者
- レイ・モーガン
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- 訳者
- 逢坂かおる
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年12月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22208-4
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- 書籍番号
- I-2208
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- ミニシリーズ
- 夢の国アンブリア
読者レビュー
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モニター
たった2日間の出会いで激しく惹かれあった2人が、再会し危険な状況にさらされていく展開は本当にハラハラしながらあっと言う間に読み進められました。「愛する人を守りたい」と言うペレアの気持ちが心に響きました。3部作の他作品も読みたくなりました。
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モニター
いろいろなしがらみから、ヒロインを愛してるといえないヒーローと、愛の言葉を待ちつつも現実的なヒロインは、別の男性との結婚を決意。どうなるの?と思いながら読み進めました。この作品は<夢の国アンブリアⅢ>。Ⅲということは、前に2作あるというわけで、単体ではものたりない作品。ヒーローとヒロインの出会いの描写が、この巻ではあっさりとしていて、感情移入しきれなかった点とⅠ、Ⅱの主人公達がでてこないところが残念でした。
アメリカの作家。人生の大半を過ごした西部の雰囲気が好き。無骨な荒くれ男だろうと、都会に暮らす粋な男だろうと、ロマンチックなヒロインを魅了するのは男の野性味だと信じて疑わない。彼女自身もそんな西部の男のひとりと結婚し、4人の子供をもうけた。現在、南カリフォルニアに住む。