ハーレクイン・シリーズ
リサは恋人の実家で開かれた晩餐会で、オリヴァー・ダヴェンポートの姿を見つけて愕然とした。先日、偶然出会った大富豪のオリヴァーは、リサを金目当ての女のように扱った傲慢な男だ。しかも彼のせいで二人の仲を誤解され、彼女は恋人に捨てられてしまう。屋敷を飛び出したリサは、その憎らしいオリヴァーに助けられるはめになり……。
水の都ベネチアでフランチェスコと運命的に出会い、2日後には結婚したソニア。だが、愛だけでは結婚生活はうまくいかず、数年で故郷へ逃げ帰っていた。再びベネチアを訪れたのは、重病の義母を見舞うため。すばらしく魅力的な夫に会うためなどではない――きっちり別れを告げようと決意した彼女のお腹には、すでに彼の子が宿っていた。
6年前のクリスマスの日、18歳だったナタリーは憧れ続けていたトニーと結婚して幸せの絶頂にいた。だがそれも、激怒する父に見つかって無理やり引き裂かれるまでのこと。トニーとは音信不通のまま時が流れた。大学院生となったナタリーは、久しぶりに帰った故郷でトニーを見かけて声をかける。6年前の悲しい真実を知る由もなく……。
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- 頁数
- 384頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年12月05日
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- 定価
- 1,016円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-79408-6
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- 書籍番号
- XVB-8
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モニター
素敵なロマンスばかりで、クリスマスを迎える今の季節に読んだら、いっそう楽しめると思います。三作品が収録されていますが、私が特に好きなのは「クリスマスの奇跡」です。6年前のクリスマスの日、18歳だったナタリーは憧れ続けていたトニーと結婚できたけれど2人の仲が引き裂かれてしまって…という設定がとても好みです。面白い作品ばかりが収録されていて豪華です。
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モニター
今回はロマンス三連発でしたね。べたべたのロマンスでありながらも三作品はそれぞれ違ったシチュエーションでどれも楽しめました。『クリスマスに見た夢は・・・』は憎しみが愛に変わる羨ましい内容でしたし、三作品の中で一番私が好きになった『クリスマスの奇跡』では6年もの間一途に一人の男性から愛されるナタリーがとても羨ましく思いました。私もクリスマスにはこんなステキなロマンスを男性からプレゼントされたいです。
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モニター
豪華3話収録だし、クリスマスのお話ということで、季節的にも旬な一冊でした。最近好きな作家さん、アネット・ブロードリックの作品も入っていて、嬉しくて一気に読んでしまいました。どの作品も、それぞれのカップルが苦難を乗り越えて最後に納得のハッピーエンドになれるのが良かったです。お互いへの愛、家族愛…それらが交錯して、クリスマスの心温まるストーリーを作り上げていて素敵でした。
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モニター
3作品とも、とてもロマンチックでクリスマス気分が盛り上がる素敵な物語でした。とくにペニー・ジョーダンの『クリスマスに見た夢は…』がとても気に入りました。憎んでいた男性と偶然クリスマスを一緒に過ごすことになり、だんだん近づいていく二人にドキドキしました。ヒロインが子どもの頃から夢見ていたクリスマスの過ごし方を彼が一つ一つかなえてくれるシーンに、とても心が温かくなります。わたしもこんな素敵なクリスマスを過ごしてみたいです(^^)
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モニター
本書は、『クリスマスに見た夢は・・・』、『恋に落ちたマリア』、『クリスマスの奇跡』の3作品の短篇集となっています。中でも、『クリスマスに見た夢は・・・』が、個人的には一番楽しめました。この話は、3作品の中でも、半分以上の頁数を占めていますが、ストーリー展開が楽しめて、読みやすく感じました。一番の面白さは、誤解からハッピーエンドまでの流れだと思います。個人的に『恋に落ちたマリア』は、過去の話と今の話が入り組んでいて、読んでいて、どちらのことを説明しているのか、少し分かりにくく感じました。ただ、個人的な好き嫌いは別にして、3作品とも読み応えのある内容だと思います。
イギリスの作家。ロマンス映画を見るよりも、ロマンス小説を読むのが好きだという。初めて童話を創作したのは8歳のときで、妹をヒロインにアドベンチャーを書いた。11歳でイギリスのハーレクイン社のロマンス小説の中のヒーローと“恋に落ち”、それ以来のロマンス小説ファン。現在は執筆に専念し、イングランド北西部チェシャーの古い館で4匹の犬、2匹の猫と一緒に暮らしている。小説家になっていちばん嬉しいことは、彼女と同様に愛の大切さを信じる読者たちと交流できることだと語る。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ベネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。
ディザイアを代表する人気作家。18歳で結婚後、4人の子どもを育てあげ、秘書として25年間働く。いちばん下の子が高校を卒業したことを機に作家を志す。1984年のデビュー以来、想像力に富んだ斬新な作風で読者を魅了し、ロマンティックタイムズ誌で数多くの賞を獲得している。