ハーレクイン・シリーズ
妹が事故で亡くなったと知り、フローラはオランダに向かった。妹の夫は、世界的な鉄鋼王アンヘロ・ファン・ザールの弟だが、二人の間にいる9カ月になる娘は今や私のただ一人の肉親だ。その養育権を得ようとしているアンヘロを説得し、かわいい姪をなんとか私の手で育てたい。ところが迎えに来たアンヘロの顔を見て、彼女は言葉を失った。端整な顔にまぎれもない嫌悪の表情が浮かんでいる!聞けば妹は自堕落な生活を送り、彼は私も同類だと思っているらしい。「君のような女に姪をまかせるわけにはいかない」彼女は屈辱に震えた――なぜかわいてくる熱い思いを持て余しながら。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年12月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 柿沼摩耶
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12679-5
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- 書籍番号
- R-2679
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- ミニシリーズ
- 思いがけない秘密
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モニター
アンヘロとフローラ、お互いに惹かれあいながらも、素直になれない二人。フローラのプライド、アンヘロの誤解が原因で、なかなか噛み合わなくてはらはらしましたが、ヒーローがヒロインのことを、大切にあつかうのでストレスなく読めました。リン・グレアムは、大好きな作家さんです。関連作品のヒロインも登場して、幸せそうで嬉しかったですね。
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モニター
今回のお話は、中盤以降になるまで二人のお互いに対する気持ちがなかなか見えて来なくて、はらはらしました。ただ、少しずつ気付いて行く過程やフローラの葛藤に、とても共感が持てました。じれったい部分もありましたが、最後はやはり溜息の出る、素敵な終わり方でとても素敵でした。
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モニター
この作者が書く本はいつも情熱的な内容で、ヒーローとヒロインの言葉のやり取りが面白くていつもどきどき、わくわくしながら読んでいます。今回はアンヘロがオランダ出身と知ったときは、あら?珍しいと思いましたが、やっぱりスペインの血がはいってたか!!! 今回も最初から最後まで情熱的で、本当にこんな出会いがあったらと夢見てしまいます。
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モニター
『憎しみが情熱に変わるとき』を手にとり、読み終えると、憎しみって、意外と簡単に情熱に変わるの?という気持ちになりました。もちろん主人公のフローラとアンヘロの出会いは、憎しみや嫌悪を感じながらも、気持ちとは裏腹に惹かれてしまうのは、ハーレクインならではの展開ですね。情愛を感じさせながらも、意外に結末はほのぼのさせてくれます。
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モニター
初対面からどうしようもなく惹かれあう二人は早々に結ばれ妊娠。ハッピーエンドかと思いきや過去の事件が障害となり、なかなか上手くいきません。主人公二人に焦点を絞り、フローラの心情が丁寧に描かれた作品でした。主人公の気持ちが良く理解出来たので幸せになれて本当に良かったと思いました。
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モニター
今回読んだ本はタイトルの通り、最初はお互い憎しみ合うまではいかずとも良く思ってない同士です。女性なら誰もがひかれるようなアンへロと宿を経営しながら自立したフローラ。出会い反発しながら突然の展開で盛り上がっていきます。人は、なかなか相手を信じられなかったり、思い込んだりしてしまいますが、本当の自分をさらけ出して情熱的な恋がしたいと思いました。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。