ハーレクイン・シリーズ
またしても偶然を装って花婿候補に引き合わされかけ、内気なデシーマはついに兄に反抗した。自分の容姿が理想の花嫁像から程遠いことはよく知っている。惨めな思いを味わわされるのはもうたくさんだった。これからは自立して生きていこうと決心して家を出た矢先、雪嵐に遭い、困りはてた彼女を救ってくれたのはウェストン子爵。恥じらう彼女を軽々と抱きあげるほどたくましく、心優しいウェストン子爵に、デシーマは初めて胸をときめかせる。彼こそ、兄が紹介しようとしていた相手で、彼もまた婚期を逃した令嬢――デシーマから逃げてきたとは知らずに。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年12月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 杉浦よしこ
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33128-1
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- 書籍番号
- PHS-28
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モニター
臆病で不器量で背が高いデシーマはそのことにコンプレックスを抱いていて結婚をあきらめかけていた。でもかっこいいと思う人に出会って胸をときめかせるが、彼は婚期を逃した令嬢(デシーマ)との婚約から逃げてきたのだったという設定。これからどうなるんだろう? デシーマはふられてしまうの? とドキドキしながら読みました。私の好きなラストで、読後感がとてもよかったです。素敵なロマンスを読みたい方におすすめです。
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モニター
アダムとデシーマの大人の恋。二人を取り巻く環境。偶然にも出会ってしまい恋に落ちる二人。二人の気持ちとその後おかれた状況の複雑さ。久々に長編でしたが、面白くて一気に読んでしまいました。
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モニター
兄の心配をよそに結婚をしないデシーマ。27歳、身長は178センチ。自分の容姿に自信がないデシーマを応援したくなりました。比較的背が高い私は彼女のもつコンプレックスに共感するところが多く、長編でしたがあっという間に読んでしまいました。女性必読の、特に高身長コンプレックスがある方にはぜひ読んでほしいストーリーです!
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モニター
読み応えもあり、緩やかなストーリー展開なのと、誰しもコンプレックスの一つや二つは持っているもので、ヒロインの気持ちにすぐに共感でき、お話を楽しむことができました。ヒロインの恋敵になるのは大抵嫌な女性ですが、今回は可愛らしい、嫌いになれない恋敵さんでした。しかし、彼女が出てくれたおかげで、ヒーローはヒロインがどんなに自分が求めている理想の女性なのか気づくことができ、よかったです。
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モニター
自分のことを不器量で高身長だと思い込み、結婚には希望を持てなかったヒロインのデシーマが、親切で思いやりがあり、ユーモア溢れるアダムに惹かれるのは、納得という感じです。アダムが罠にかかって婚約してしまい、どうなってしまうのだろうと心配しながら一気に読んでしまいました。ヒロインの誠実なところも好感が持て、ヒーローが自分の力で幸運を勝ち取るのもよかったです。
物心ついたときから歴史に興味を抱き、8歳のときには3ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。ヒーローのモデルにもなる最愛の夫とイングランドのベッドフォードシャーに在住。友人とフランセスカ・ショー名義での共著も多数ある。