ハーレクイン・シリーズ
黒い瞳の公爵
彼はわたしの家族にとって憎むべき人。なのに、見るたびに胸が高鳴って……。
祖母にひどい仕打ちをしたルーカン・セントクレアに近づき、評判どおりの非情な男か、この目で確かめたい。その一心で、レクシーは身元を隠してルーカンの個人秘書になった。だが初日から出張についてくるよう命じられ、窮地に立たされる。行き先がセントクレア家の公爵邸だったからだ。そこは祖母のシャンと先代公爵が愛をはぐくんだ場所であり、周辺にはレクシーを知る者もたくさんいた。もし、わたしがシャンの孫娘だとルーカンに知られたら大変だわ。両親の離婚はシャンのせいだと信じる彼の怒りに怯えながらも、命令に背くすべを知らないレクシーは、くだんの地へと向かった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年11月20日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12678-8
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- 書籍番号
- R-2678
読者レビュー
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モニター
華やかな公爵家の恋物語の2作目です。傲慢で自信家のヒーローのもとへ身元を隠してやってきた個人秘書のヒロインとのホットな物語。ほかの女性たちのように自分の思うとおりにならないヒロインにいつのまにか惹かれていくヒーロー。でもそれを認めないんですよね。賢くて強くて美しく、そして隠し事はしていたけれど、嘘はついてない正直なヒロインとのストーリーは、最後はハッピーエンドとわかっていても展開が気になり一気に読んでしまいました。3作目も期待!
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モニター
ルーカンにどうしようもなく惹かれながらも、お互いの家族同士が複雑な関係であることを思うと、その気持ちにあらがうしかない。でも…という、レクシーのドキドキと一緒になって、わたしも次々にページをめくり続けました。ああ、こんなにも愛し合っているのに…。2人のもどかしさを感じながら、一気に読みました。
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モニター
大きな秘密を抱えてヒーローに近づいたヒロイン。秘密を抱え“惹かれてはいけない”という思いとは裏腹に高まるヒーローへの思いに切なくなりました。どんどん引き込まれてあっという間に読み終えました。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。