ハーレクイン・シリーズ
売り渡されたプリンセス
バージンロードの先に立っているのは、私の夫になろうとしている赤の他人。
プリンセス・ガブリエルは父の歓心を買おうと従順に生きてきた。だが、願いはいっこうにかなわず、彼女は愛に飢える一方だった。そんなある日、父から、彼女の婚姻契約が結ばれたと突然聞かされる。相手はイタリア貴族の血が流れる大実業家、リュック・ガルニエ。巨万の富を得て、王家の血筋を盤石にするための結婚だという。父は愛情を示すどころか、最も高い値をつけた男に私を売り渡したのね!涙をこらえながらも、彼女はこれまでどおり従うほかなかった。結婚式当日。祭壇の前には、一度も会ったことのない花婿が立っていた。所有欲もあらわな彼の視線に思わず膝を震わせたガブリエルは、この結婚は過ちだと気づき、生まれて初めての“反抗”を心に決める。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年11月20日
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- 著者
- ケイトリン・クルーズ
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12674-0
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- 書籍番号
- R-2674
ニューヨーク市近郊で育つ。12歳のときに読んだ、海賊が主人公の物語がきっかけでロマンス小説に傾倒しはじめた。10代で初めて訪れたロンドンにたちまち恋をし、その後は世界各地を旅して回った。プラハやアテネ、ローマ、ハワイなど、エキゾチックな地を舞台に描きたいと語る。