ハーレクイン・シリーズ
うら若きグレースは愛し合って結婚することを夢見て、後見人の公爵夫妻とともに社交シーズンのロンドンに向かっていた。道中の宿屋で居合わせたのは、ルシアン・セントクレア卿。あまたの浮き名を流す放蕩者にふさわしい美男子だ。そのルシアンが夜遅く、彼女の部屋に間違えて入ってきた。しかもあわてて逃げ出しもせず、寝乱れた彼女を熱っぽく眺めると、キスを求めてきたのだ。そして唇を奪われたまさにそのとき、公爵夫人が扉を開けた!夫人に誤解され青ざめたグレースにルシアンは告げた。こうなった以上、結婚するしかない、と。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年11月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 古沢絵里
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年10月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33126-7
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- 書籍番号
- PHS-26
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モニター
素敵な恋をしてお互いに愛し合い結婚したいと思っていたグレースの思いが突然のキスで一変して、違う運命に。でも、この二人の言い合う所はとてもテンポがよく引き込まれていきます。おとなしいグレースでなくって良かった。言いたい事を言いながら、惹かれてしまうグレースの気持ちにドキドキして一気に読んでしまいました。
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モニター
運命の人とはふとした偶然で出会うもので、こんな出会いに憧れを持ちながら読みました。運命が全く変わってしまいながらも、それが一番の幸せを手に入れるためであれば理想と違ってもいいと感じました。
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モニター
ヒストリカルを読むのは初めてで、ロマンスも控えめなイマージュをイメージしていたのですが、なかなかホットな展開が多くて、いい意味でおどろきました。ヒロインが純情で、一見周囲に流されているようで、案外自分の意思を通しているのが、おもしろかった。この時代背景だからこその展開、ヒストリカルもおもしろいと思いました。最初は反発しながらも、惹かれあう二人。定番だけど、安心して読めました。この作者の違う面を見た気がします。
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モニター
2冊目のハーレクインです。いろいろな偶然で出会ったルシアンとグレース。お互いに惹かれあいながらも素直になれず喧嘩ばかりしてしまいます。お互いに言いたいことを言いながらも良いところ、愛しいところを見つけ合い、弱いところも見せられる相手に出会えたルシアンとグレースはとても幸せだと思います。女の子の憧れというんでしょうか。内容はギッシリなのに手軽なサイズなので寝る前、通勤にいつでも楽しめると思います。
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モニター
戦争で自分の心も傷つき、自分を見た遺族も傷つけているようで…心を閉ざしてしまい、人からは放蕩者と呼ばれているルシアン。グレースといるときだけはいろいろな感情が渦巻いて…二人ともすごく魅力的でした。いろいろな状況が重なって自分達の気持ちがうまく伝えられずにいたけれど、最後には気持ちをぶつけ合って、読んでいてほっとしました。
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モニター
キスしただけで結婚させられるなんてさすがヒストリカル! なんて感じていたのもつかの間、勇気溢れる、聡明で魅力的なヒロインにどんどん惹かれていきました。プレイボーイだけど本当は心に深い傷を持つセントクレア卿との素敵な恋の行方と共にミステリーも絡まり、最後までハラハラドキドキしながら一気に読みました。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。