ハーレクイン・シリーズ
シャノンはサンドイッチを配達した店で日に焼けたとびきりハンサムな男性トニーと出会ってデートに誘われ、4カ月後、海辺の豪奢な邸宅で愛を交わした。夢のような数週間が過ぎたある日、トニーが彼女に経済的援助を申し出る。私はお金目当てでつきあっているわけじゃないわ!あまりの屈辱に、シャノンはトニーの家を飛び出した。ところが、数日経ってからトニーに関する信じ難い報道が……。シャノンと彼が写った写真の見出しに躍る、“プリンスの愛人”の文字。トニーは、サン・リナルドの王子アントニオだという。シャノンは事の真偽を確かめに、トニーを訪ねることにした。彼女が守るべき存在のために。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年11月20日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年11月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51486-8
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- 書籍番号
- D-1486
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- ミニシリーズ
- 恋におちたプリンス
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モニター
三部作の第一作ということで、「恋に落ちたプリンス」である三人兄弟のうちの三男の物語です。このシリーズはヒーロー側にも重い過去があることがポイントで、そのクーデターに起因する経験がヒーロー像をよりリアルに、身近なものにしています。今作のヒロインは過去の傷と守るべき存在の為に自分の足で立つことを心がける余り最初は意固地な態度を示しますが、そんな彼女をヒーローはどう扱いどう攻めるのか。恋する王子に愛されるヒロインになりきって読むと、なお楽しめると思います。
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モニター
シャノンは、トニーの経済的援助の申し出に対して怒り、喧嘩別れ(?)してしまいました。トニーは純粋にシャノンを助けたかっただけで愛人にしようとしたわけではないというところにトニーの誠意を感じます。しかし、シャノンの複雑な気持ちも察することができます。そんな矢先、プリンス愛人騒動の渦に巻き込まれてしまいます。トニーのシャノンに対する気持ちが<愛>だったと確信するあたり、良かったです。
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モニター
女性なら一度は憧れるであろうプリンスとのラブロマンス! しかも、ヒロインはちょっとした行き違いから恋人(国を追われたプリンス)と決別したが、熱烈に復縁を迫られるし、女性が憧れる状況てんこ盛り。だけど、ヒロインには守るべきものが色々あり過ぎて…一筋縄ではいかない恋模様が読めます。
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モニター
つましくも母子むつまじく暮らすヒロイン、シャノン。辛い過去を持つ彼女が図らずも恋に落ちた相手は、素性を隠したサン・リナルドのプリンス、アントニオ。パパラッチや世間の好奇の目からシャノンとその幼い息子を守るため、アントニオは絶縁状態であった父王を頼ります。それが、自分自身の過去・将来と向き合うことにつながることになるとは気づかず…。勝気なヒロインと男性的魅力にあふれたプリンスとのロイヤル・ロマンス。二人の愛の駆け引きに、思わずページを繰る手が進みました。
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モニター
この世の中には、いくつもの秘密が眠っているのかもしれません。そんな秘密の一つが明るみになった時、どう行動するかが、鍵のように思います。トニーことアントニオ王子の秘密も露見してしまいます。丁度彼には、シャノンという恋人が出来たところでした。シャノンは、そのことにより彼との間に壁を作ろうとします。そんな中常に誠実でいようとする彼の行動のおかげで全てが、上手くいくように思えます。読むとシャノンのせつない気持ちがとてもよく分かります。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。