ハーレクイン・シリーズ
バルフォア家の不名誉なスキャンダルが世間をにぎわせ、その発覚の原因を作ったベラは、父から“罰”を与えられた。アラビア砂漠の瞑想キャンプで自分自身を見つめ直せ、と。華やかな生活を送ってきたベラにとって、見渡す限り砂の世界で文明と離れた生活を送るのは耐えがたかった。ある日、彼女はキャンプ近くにある厩舎にふと目を留める。美しいアラブ種の牝馬! ベラは無断で拝借し、町を目指した。だが方角を誤ったうえ、暑さのあまり脱水症状で落馬してしまう。彼女を救ったのは、この国のシーク、ザフィーク・アル‐ラフィド。危険な状態のベラを、ひとり過ごす予定のオアシスへと運び……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年10月05日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12663-4
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- 書籍番号
- R-2663
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- ミニシリーズ
- 愛に戸惑う娘たち
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モニター
シリーズものの7話でしたが、特に前作を知らなくてもすんなり読めました。イギリス富豪の娘ベラが、逃げ出した砂漠でシークに助けられ、秘密のキャンプ地で親密な日々を過ごします。その後、愛する人のために自分を危険にさらして競走馬でレースに出場し、馬や周囲の人達と愛情あふれる関係を築く様は健気でした。シークとベラの軽快な会話がテンポ良く、一気に読み進められる作品です。
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モニター
砂漠にあるオアシスのようなテントに漆黒の髪のたくましいシークと5日間二人きり。なんて素敵なシチュエーションでしょう。それよりもっといいなと感じたのはヒロインが、新しい生き方を探し輝いていく姿です。無鉄砲だけど、憎めないかわいらしい彼女に元気をもらいました。
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モニター
久しぶりに燃え上がるような恋愛小説を読みました。とはいえこのシリーズの最初からは読んでいなかったので、主人公ベラの今までの経緯や時代背景がなかなか掴めず、のめりこめるまでに少し時間がかかったのも事実です。破天荒で魅力的なベラ。そして気難しいザフィーク。二人の距離は近づいては遠ざかり、読んでいるときは常にはらはらしてしまい、ページをめくるスピードが速くなっていきました。しかし、やはりロマンス小説はハッピーエンドで終わるのがステキですね。これから二人が幸せに暮らしつづけてくれるのを祈るばかりです。
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モニター
「きらめく砂とあなたの瞳が、すべての過去を忘れさせてくれる。」という素敵なキャッチコピーが書かれていましたので面白そうだと期待しながら読み始めました。主人公の女性ベラが砂漠キャンプに出掛けた時に脱水症状になり、それを救った男性と恋に落ちるという話で、タイトルがうなずけるお話でした。ザフィーク・アル-ラフィドがかっこよくて素敵なストーリーだと思いました。おすすめできます。
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モニター
<愛に戸惑う娘たちⅦ>とのことで。シリーズものだと思いますが、これまでのお話を読んでいなくてもこの作品だけでも楽しむことができました。主人公ベラが脱水症状という危険な状態に陥った時、どうなるのかとドキドキしてしまいましたが、助けてくれる素敵な人の登場にほっとしました。極限状態に陥ったときに助けてくれる人は素敵に思えるものですが、それ以外の言動でも彼の素敵さがわかり、かっこいいと思ってしまいました。
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モニター
出会いは最悪、そして性格も正反対の二人。でも磁石のS極とN極のように惹かれあうベラとザフィーク。ベラへの世間の風評と誤解が物語を複雑にしていますが、二人の素直な気持ちが見え隠れし、とても応援したくなる二人のお話でした。
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モニター
父親に砂漠の中へ送られてしまったヒロインと、砂漠で過ごす年に一度の休暇を楽しみにしていたシークが出会う。お互いに惹かれ合うのに自分のタイプではないと言いながらも、素直になれない二人が少しずつ近づいてゆくところが感激でした。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。