ハーレクイン・シリーズ
リー・マーシャルの望みは、まにあううちに結婚して子どもを産むことだった。愛を知らないまま、家族の世話に捧げた青春。決して若くない彼女にとって、結婚相手の条件は、ときめきよりも生活の安定のはずだった。ジャッド・バーネットは大規模なホテル・チェーンの経営者だったが、3年前に一人息子を事故で失って以来、自暴自棄になっていた。仕事を優先し、息子との約束を破った日に事故が起きたのだ。リーとジャッドのふたりは、運命に導かれるように出会い……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年10月05日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 河まさ子
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- 定価
- 681円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90030-2
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- 書籍番号
- K-20 (初版D-543)
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モニター
その場、その場で、女性の立場からの気持ちも男性の気持ちも共に語られながら進行していくので、とても感情移入しやすい物語です。ストーリーは、これはこうなっていくんだろうと想像した通りの王道な展開まっしぐらなので、安心して泣けます。切なく、優しく、ちょっぴり痛快。作者の日本デビュー作だそうですが、是非その他の作品も読んでみたいです。
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モニター
今まで読んだ中で、ヒロインとヒーローの出会い方も、驚く展開だったし、はたしてわたしは、こういう状態での出会いにときめくかしらと思いましたが、ヒーローはヒロインにやさしくて、今まで読んだ傲慢系ヒーローとは、一味ちがってなかなか穏やかなストーリー展開に安心して読めました。そして、ヒーローの弟や元妻のその後もわかるとよかったなとおもいます。意地悪なライバルは出てこないのでよかったな。
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モニター
頑張り屋さんなヒロインと味のある叔母様はとても良かったです。結婚を決めるにあたって、婚期ギリギリだと思うと、焦りからか、ときめきよりも生活の安定重視!っていうのは現実に多いです。でも、自分の気持ちをごまかしてこの人で…と妥協しても本当に幸せになれないよな…と考えさせられる作品でもありました。
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モニター
初めて出会った瞬間、お互い一目惚れ!? お互い気になるけど認めず、その後、自分の気持ちに気づいても、お互いが求めているものの違いでうまく行かず…じれったいですね。でも、最後にはヒーローが自分を見つめ直して…。ヒーローに癖がなくてすんなり読めました。嫉妬からヒロインの家の中を窓からのぞく場面が好きでした。
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モニター
主人公のリーは年齢の壁もあり、何よりも安定した家庭と子供を持つことが最大の望み。かたやジャッドは愛息を亡くし、二度と結婚はしないと固く心に誓っています。お互いの望みは正反対で相容れないにも関わらず、もちろん運命に逆らうことは出来ずどうしようもなく惹かれあっていきます。最後の最後まで二人が無事に結ばれるのか。ハッピーエンドになるはずと思いつつも最後までハラハラドキドキさせられました。お互いを強引に奪うような恋愛ではないけれど、相手を思いやりながら真実の愛を見つけ出す二人はとても素敵で心がジーンと温かくなり、読み終わった後は幸せな気持ちに包まれました。
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モニター
初めてのハーレクインでした。リーとジャッドが、お互いに惹かれあいながらもなかなかうまくいかず、先が気になりスラスラ読めました。安定した生活と子供がほしいリーと、過去からなかなか解放されないジャッド。最後に女の幸せってなんだろう?と考えさせられ、情熱的な恋をしたくなりました。
幼いころ、祖父から贈られた『美女と野獣』の絵本を読んでロマンスのとりことなり、9歳のときに初めて物語を書いた。以後、小説、詩、脚本と、学生時代を通じて創作活動に親しみ、1990年に作家としてデビュー。GRWマギー賞や全米読者賞を受賞、RITA賞のファイナリストにも選ばれた。出世作〈狼たちの休息〉は、新作が出るたびメディアから絶賛され、リンダ・ハワードも賛辞を贈るほどの人気シリーズだった。2011年4月、多くの作家仲間やファンから惜しまれつつ亡くなった。