ハーレクイン・シリーズ
「あなたは、アンブリアのプリンスたちのことをなにか知っている?」その女性は思いつめた表情でデイヴィッドに尋ねた。意外な質問に、彼は息苦しさを覚え、聞き違いかとさえ思った。女性の名はエーメ。妹が残した赤ん坊の父親捜しに、テキサスからやってきたという。ロンドンで社交生活に明け暮れるデイヴィッドには、運輸会社の支社長とは別に、もう一つの隠された顔があった。それはアンブリアの王家に生まれたプリンス・ダリウスとしての顔。だが今はないこの王国の肩書は、限られた者しか知らないはずだった。驚くデイヴィッドに、エーメはさらに思いがけないことを告げた。赤ん坊の父親はプリンス・ダリウスだと、妹から聞かされたと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年10月20日
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- 著者
- レイ・モーガン
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- 訳者
- 山口西夏
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年10月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22199-5
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- 書籍番号
- I-2199
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- ミニシリーズ
- 夢の国アンブリア
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モニター
幼い頃に国を追われたプリンスで、別人となって生きてきたデイヴィッドの前に突然現れた子連れの女性エーメ。危機を感じエーメと共に逃亡するデイヴィッドですが、逃げても逃げても誰かに追われている…。そんな中でも、デイヴィッドが赤ん坊に接する様子やエーメを守ろうとする姿は微笑ましかったです。王国に絡む何かが続編でも起きそうな予感。アンブリア王国の行く末はどうなるのか楽しみ。次作もぜひ読みたいです。
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モニター
「夢の国アンブリア」シリーズの第1作目。チャーミングなヒロインと、素性を隠した王室プリンスとの恋、陰謀をめぐるサスペンスと冒険行、ハリウッド映画を思わせる要素が詰まった作品です。物語にスピード感があり、ヒロインたちの逃避行の様子が目に浮かぶようで、ハラハラ・ドキドキしながら読みました。
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モニター
全3部で構成されている、失われた国アンブリアのプリンスたちのラブロマンスの第1部。国を追われ、命の危機に晒されているプリンス・ダリウスと、地に足が着いていないというか、世間ずれしていないヒロイン・エーメとのやり取りが微笑ましい。そして、序章に相応しく、今後の展開が気になる形で終了しているのも魅力的!今後の2人の展開や、他のプリンスたちのラブロマンスと合わせて気になるところです。
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モニター
奪われた王国のプリンスと、同じような境遇で育ったエーメが、惹かれあいます。恋に時間も周りの言葉も関係ないんです。優しく見守るようなプリンスの行動に切なさを感じました。ハーレクインでありながら、一気に読んでしまいたくなるサスペンスの要素もあり、ドキドキしました。そして<夢の国アンブリア>の一作目と言うことで、まだまだ、謎があり。続きを早く読みたいです。
アメリカの作家。人生の大半を過ごした西部の雰囲気が好き。無骨な荒くれ男だろうと、都会に暮らす粋な男だろうと、ロマンチックなヒロインを魅了するのは男の野性味だと信じて疑わない。彼女自身もそんな西部の男のひとりと結婚し、4人の子供をもうけた。現在、南カリフォルニアに住む。