ハーレクイン・シリーズ
12年前、ニコールの母は愛人デイヴィッドとともに車ごと崖から転落して命を落とした。事故か、情死か、他殺か?確かな証拠もないまま、犯人扱いされたニコールの父ヒースは家を出た。ニコールもデイヴィッドの甥である幼なじみのドレイクと引き離され、母の衝撃的な死によるトラウマに苦しんだあげく、故郷をあとにした。5年後、ニューヨークで画家として成功をつかみかけた矢先、一族の土地エデンを守る伯母からニコールに電話が入った。ヒースが不治の病にかかって屋敷に帰ってきたという。さらに、土地の買収を進めるドレイクがエデンを狙っているとも。ニコールは悟った。故郷に帰る、避けられないときがついに来たのだと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年10月05日
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- 著者
- マーガレット・ウェイ
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- 訳者
- 朝戸まり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年09月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22196-4
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- 書籍番号
- I-2196
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モニター
心に深い傷を負ったヒロインが残酷すぎる複雑な人間関係にもまれながらも、幸せを手に入れるまでのストーリーがドラマティックで感動しました。話の展開にわくわくしつつも胸がきゅんとするエンドで楽しめました。
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モニター
壮大なスケールを思わせるタイトル・美しい表紙からのわくわく感とは裏腹に、主人公の暗い過去から始まった辛い選択が待っていてハラハラさせられます。どっちに転んでもおかしくない恋の行方、幾度となく訪れるクライマックスのようなシーンに息をのんでは良い意味で裏切られ、もどかしさを感じながら、一気に読み終わりました。そして作者の故郷への愛が伝わってくる美しい描写の数々が目を閉じると浮かび、読み終わった後は爽快な開放感です。
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モニター
ヒロインの前に立ちはだかる、謎、確執、陰謀。自然美溢れるオーストラリアの風景とは正反対の印象を受ける心の葛藤。複雑な人間関係に挑むヒロインと魅力たっぷりのヒーロー、読み応えのある作品で一気に読了しました。ハッピーエンドはもちろんのことですが、本作品の確執の一部の答えは読者の判断に任せられている箇所があり、そこが本作品の魅力だと感じました。すみません、そこだけはヒロイン以外の登場人物の肩を持ってしまいました。
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モニター
12年前の悲劇が人間関係を荒んだものにしています。その悲劇が推理サスペンスを予感させ、登場人物の心情描写も多く、エデンはどうなっちゃうの?犯人は? 真実が見えてくるまでドキドキ感が満載でした。ニコールとドレイク、幼馴染ですが途中まで険悪ムード(?)でしたがラストはよかったです。幼馴染ものは初めて読みましたが、ドレイクみたいな幼馴染だったら、きっといつでも守ってもらえそうですね。
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モニター
顔を合わせては喧嘩してばかりのヒーローとヒロイン。互いに惹かれあっているものの、複雑な人間関係と環境のせいで信用できず葛藤するヒロイン。ヒーロー目線とヒロイン目線が交互に進むので、二人の情熱的な気持ちがよく伝わってきます。上巻では、謎ばかりで大きな展開はありませんが、下巻の最後に一気に片がつきます。母親の死に関するトラウマの大きさを考えると、ヒロインの強さ・前向きな姿勢は称賛に値すると思いますが、ちょっと自分の考えが偏りすぎ。もう少し素直に周りを見られたら、もっと早く解決していたかも…。
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モニター
久しぶりのハーレクインです。あれ?これって今まで私の読んでたものとちょっと違う。恋愛だけでなく犯人探しもあって推理小説の要素も含んでる。誰が犯人? そして惹かれあってる二人はどうなっちゃうの? だれが本当の○○なの? 気になる展開で、早く下巻も読みたいと思って一気に読んでしまいました。
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モニター
風景の美しい牧場の主ニコール。カヴァナ―家とマクレランド家、かつては同志の一族が母と元婚約者の悲劇で疎遠に。ニコールの美貌に母の元婚約者の子、美青年ドレイクは恋に落ちる。とても情熱的に。ニコールも一目で好きになるがすぐには認めない。2人はお互いの事件を解きながら深く強くひかれていく。ニコールは力強く生きる女性。ニコールのように強く素敵な女性になれたらと思います。
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モニター
物語が主人公の肉親の死亡事故がキーポイントになっているので、全体的に緊張感のある感じの作品になっていました。マーガレット・ウェイらしい逞しいヒーローと可憐ながら芯の強いヒロインに好感がもてました。上下巻ではありましたが結末が気になって一気に読んでしまいました。
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モニター
忌まわしい複雑な過去がもとで、対立する名家に育ったヒーロとヒロインの複雑なラブロマンスが展開します。こんな暗い過去を背負った二人に一体どうやってロマンスが発展するのか? そしてお互いの家族関係が一触即発の雰囲気。はらはらして、一気に上・下巻を読みました。美しいオーストラリアの風景がとても素敵でした。
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モニター
ミステリーとラブロマンスの融合された作品で、上下巻ともすごい速さで読んでしまいました。主人公のいじっぱりで頑固なところが最後まで歯がゆい感じがしましたが、最後は納得のいく結末でした。
息子がまだ赤ちゃんのころから小説を書き始め、今では執筆しているときがいちばん充実した時間になっている。楽しみは仕事の合間を縫って画廊やオークションに出かけること。また、シャンパンには目がない。オーストラリアのブリスベン市街を見下ろす小高い丘にある家が彼女の安息所である。