ハーレクイン・シリーズ
消された結婚
秘密の扉が開くとき Ⅲ
二人が夫婦として過ごしたのは、
たった一晩だけだった。
なんとしてもイーサン・シーヴァーを捜し出さなくては。クレアは新たな人生へ踏み出すために、彼と会う決意をしていた。イーサン――つかのまの結婚生活の相手。かつての夫。どう表現しようと、私が彼を利用した事実は変わらない。クレアは、親の支配から逃れようとした世間知らずの令嬢の行動が純粋な青年をどれほど傷つけたかを思い、苦い後悔の念に駆られた。家に連れ戻されるなり離婚に同意した過去の自分の弱さを謝罪し、あれから私も少しは変わったのだと彼に証明できたら……。だが、勇気を奮い起こして電話した彼女を待っていたのは、今ではビジネスで成功した男性の、冷たい拒絶の言葉だった。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2008年07月05日
-
- 著者
- ジャッキー・ブラウン
-
- 訳者
- 桃里留加
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-21949-7
-
- 書籍番号
- I-1949
-
- ミニシリーズ
- 秘密の扉が開くとき
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
新たな出発を誓い合った三人の女性の約束の物語〈秘密の扉が開くとき〉の最終話。裕福な家に生まれたせいで自分の人生を歩むことができなかったクレアの旅立ちを描きます。