ハーレクイン・シリーズ
愛と憎しみのあいだ
サバティーニ家の恋物語 Ⅰ
私を冷たく捨て去ったのはどうして?そして、なぜいまごろ戻ってきたの?
バレリーナの夢をあきらめ、ダンススタジオで教えるブロンテ。夢を断念したのは、2年前、恋人ルカに一方的に別れを告げられ、そのうえ妊娠していることに気づいたからだった。ルカはイタリアの名門サバティーニ家の次男だ。身分違いの恋と承知していたが、あふれる思いはとめられず、すべてを捧げた矢先、彼はブロンテの前からいきなり姿を消したのだ。その彼が突然スタジオに現れ、強引にブロンテを食事に誘った。いまさらなに? 訝る彼女に、ルカはスタジオを買収したと告げる。「僕の誘いに応じるか、仕事を失うかだ」ブロンテは唖然とした。もちろん、彼に捨てられた驚くべき理由など知るよしもなく。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年09月05日
-
- 著者
- メラニー・ミルバーン
-
- 訳者
- 片山真紀
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年08月25日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12652-8
-
- 書籍番号
- R-2652
-
- ミニシリーズ
- サバティーニ家の恋物語
読者レビュー
-
まみー
ヒーローには当時大変な事情があり別れはヒロインを思っての最良の決断のはずでした。しかしヒロインにとって、電話は無視、メールへの返事も無く、妊娠がわかって知らせようと家を訪ねれば「恋人とアメリカに行っている」と追い返され全て拒絶されました。二年も経って突然現れ復縁迫る態度にはヒロインへの想いが見え見えですが、娘の存在を知って脅迫や怒りをぶつけるに到っては何を今更と理不尽さを感じました。ヒロインの反撃に決断の過ちや一度でも電話に出ていたらと後悔する独白、自分を被害者の様に言っては全て自分の蒔いた種と反省する様子に二人の心が近づいて行くように感じられ、読後感の良い作品でした。
同じテーマから探す
シドニー郊外で生まれ、現在はタスマニアに住む。十七歳のときに初めてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。二度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に二人の息子がいる。