ハーレクイン・シリーズ
カイラは妊娠していることに気づいて愕然とした。数カ月前、訪れたカリブの島での出来事の結果だわ……。ある富豪の隠し子として父親の愛を知らずに育ったが、その父からラスベガスの一流ホテルを譲られることになった。ところが、アンドレという男がホテルを買収するつもりだと知り、カリブの小島に直談判に向かったものの、ビジネスも忘れて情熱の一夜を過ごしてしまったのだ。一夜の関係とはいえ、彼には事実を知らせなければ。だが連絡をとると、アンドレは予告もなしにやってきて言い放った。実はカイラに近づいたのは彼女の一族への復讐のためだった、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年09月05日
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- 著者
- ジャネット・ケニー
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年08月25日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12651-1
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- 書籍番号
- R-2651
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モニター
カイラとアンドレはお互い初めて会った時から惹かれているけど敵同士の間。そして一夜の関係で妊娠。知らないところで誤解につながるような出来事が続く中、惹かれあうゆえの葛藤…ラストは心が温かくなりました。
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モニター
敵同士と知りながらも、出会った瞬間に惹かれ合う二人。強引すぎるヒーローの行動やヒロインへの疑いが大きくなっていくことにハラハラさせられましたが、ヒロインが姿を消した時のヒーローの慌てぶりが可愛かったです。それにしても、セクシーな魅力満載のヒロインでした。
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モニター
心と体は、これほどまでに裏腹なこともあるのだと、つくづく思いました。憎んでいるのに、愛しているなんて…男女の仲は複雑だな、と。誤解され、復讐心に凝り固まったアンドレからとことん傷つけられるカイラを、かわいそうだと思いつつ、アンドレの気持ちにも同情しながら読み進めました。特に、病院での二人のやり取りに、涙しましたが、最後はやっぱりハッピーエンドで嬉しくなりました。
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モニター
1ページ目でもう妊娠していてビックリです。ヒーローがめちゃめちゃヒロインを憎んでいるというか、信じていない。一生懸命信じないようにしている姿にはある意味感動すら覚える。自分がヒロインを愛している事を認めたくない気持ちがよく伝わります。ヒロインは自分を受け入れてくれるのではないかと淡い期待を抱き、妊娠のことや自分の生い立ちを話すタイミングを計りますが、これがうまくいかない。賢い女性ほどキチンと話す相手の状態をみて時と場所を選ぶけど、本当に難しいことなのだなぁと痛感しました。ヒロインのヒーローを想う強さが素敵です。リアル感のある女性心理に涙がでます。
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モニター
復讐からはじまる恋。まさしく王道の展開です。憎い敵の娘とわかっていても、惹かれていく気持ちは止められない。ドキドキものです。
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モニター
惹かれながらもヒロインを信じきれないヒーローに歯がゆさを感じました。一方ヒロインは困難な生い立ちにもかかわらず、できることに精一杯取り組む健気さがあり応援したくなりました。ヒロインが意図しない第三者の動きがあり、サスペンスタッチの面も楽しめました。
アメリカ中西部カンザス州に生まれる。父親は大衆小説、母親は古典文学を彼女に読ませ、本を通して想像もつかない世界を見て育った。やがて、祖母の屋根裏部屋でハーレクイン・ロマンスを見つけ、〝恋に落ちた〟という。馬に乗ってミシシッピから西部まで歴史をたどる旅をしたこともあり、これまでヒストリカル・ロマンスで二度の受賞歴がある。