ハーレクイン・シリーズ
自分のおこしたイベント企画会社が倒産の危機にさらされ、キャサリンは藁にもすがる思いで、元恋人のゲイブを訪ねた。かつて上司だったゲイブのために仕事を辞めたのだが、同棲していても見向きもされない生活に耐えきれなくなり、キャサリンは彼の元を去った。また会うのもつらいけれど、この際気にしてはいられない。会社を再建できるのは辣腕実業家のゲイブだけだ。キャサリンの依頼に彼は快く応じたものの、ある条件をつけた――もう一度、彼のベッドへ戻ってくるなら、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年09月05日
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- 著者
- デイ・ラクレア
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- 訳者
- 戸森蓉子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年08月25日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51472-1
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- 書籍番号
- D-1472
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モニター
あらすじだけを読むと傲慢なヒーローという印象を受けましたが、作品を読むと最初からヒロインへの愛が感じられ、とても好感の持てるヒーローでした。愛があるので、強引なところも全然嫌な感じがせず、ヒーローの魅力になっています。こんな風に愛されたいです。妨害あり、秘密あり、涙あり、そして最後はハッピーエンドという王道ストーリーで、その王道がとても活かされていて本当によい作品でした。
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モニター
キャサリンのイベント会社が倒産の危機にさらされ、キャサリンは元恋人のゲイブに助けを求めて二人は再会します。ゲイブはキャサリンの会社を助ける条件として彼女とよりを戻したいと伝えます。キャサリンの動揺する姿や2人が会話している姿が目に浮かぶ様でした。そして読みやすく描かれていて、最後のハッピーエンドまで一気に読みました。キャサリンの会社の波乱万丈なシーンも盛り込まれており、楽しめるストーリーとなっています。
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モニター
本当は愛し合ってるのにすれ違って別れてしまった二人。二年ぶりに再会してもなかなか素直になれないヒロインでしたが、筋の通った女性像が読み取れて面白かったです。ラストがさらっと書かれていたのでもう少しボリュームがあっても良かったかなぁと思いました。
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モニター
この作家さんの本は初めてでした。最初はヒーローがずいぶん強引に物事を運んでいき、ヒロインを自分の手元に置くのですが、彼女の困難を支え、助け、見守る姿は、明らかに深い愛情からだとわかってきました。それなのに、ヒロインが最終的にはかたくなにヒーローを拒み続ける理由がなかなか見えてこなくて、ちょっとこの人強情すぎやしない?!と不信感がつのりました。
最終的に拒む理由を彼女が自ら意を決して告白しようとしたのに、悪意のある他人にほのめかされ、その場で告げざるをえない状況に追い込まれ、ぼろぼろの状態で告白したとき、二人の間にあった多くの誤解が突然パズルのピースが何個も見つかるように解けていくことでやっと共感できるなあと感じることができました。
二人を思い、あえて悪役を買って出たある人と、二人のそれぞれのかかわりも、スパイスのように話をきゅっと締めてくれて、楽しめた部分でした。 -
モニター
この作品を読ませていただいて、最初は話の中に入りにくいと感じたのですが、読んでいくにつれて、ヒーローがヒロインの事が好きすぎて他が見えなくなっていることがわかり、もどかしかったけれど、最後はハーレクインらしい結果が待っていました。私もヒーローにここまで好かれてみたいです。
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まみー
題名とは違い夫婦再生のお話です。別れても愛し続けていたヒロインを取り戻したい一心の言葉だったのに、ヒロインを傷つけ遠ざけてしまいます。傷に塩を塗っている事を知らないヒーローと、痛くてもキズを見せられないヒロインのもどかしさ、悪意に満ちた秘書のせいで命さえ無くしていたかも知れないのにこんな終わり方でいいの?と憤慨してしまいました。プロポーズした日、仕事を優先しなければならなかった事情はわかるけど、支えを必要としたヒロインの電話を秘書が取り次いでさえいたら満月のように欠けたところのない家族になれのに、月は三日月でも半月でも変わりなく美しいと解っていても何度も出てくるヒーローの言葉や独白を思うと素直に喜べませんでした。
家族とともに、ノースカロライナ州東岸沖の小さな島、ハッテラス島に住む。毎年激しい嵐に襲われ、しばしば停電に悩まされながらも、それを補って余りある、美しい自然や楽しい釣り、そしてこの上なくすばらしい海の眺めに魅せられている。家族で飼う猫や、息子が飼うハムスターなどに囲まれ、にぎやかに暮らす。