ハーレクイン・シリーズ
夜ごとのシーク
彼はいつかふさわしい花嫁を迎える。
その前に彼のもとから去らなければ。
外交官の娘、ソレルは中東の国ハラスタンで育てられた。両親が早世したあとも、故国イギリスには戻らず、シークの補佐官マリクを後見人として、王宮で暮らしてきた。マリクのもとで過ごすうち、彼への尊敬の念は恋へと変わった。ところが、マリクはソレルを妹のようにしか思っていない。マリクが私の気持ちに応えてくれることは決してないだろう。苦しさに耐えかねたソレルは帰国する決意を固めた。自由な国で人並みに恋もしたいとマリクに言うと、彼はまるで嫉妬に駆られたように、憤然と切り返した。「それなら、まず私が手ほどきをしてやろう」
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2008年03月20日
-
- 著者
- シャロン・ケンドリック
-
- 訳者
- 吉本ミキ
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 978-4-596-12273-5
-
- 書籍番号
- R-2273
シャロン・ケンドリックによる、エキゾチックな3部作〈砂漠の掟〉の最終話。いよいよマリクの素顔が明らかにされます。