ハーレクイン・シリーズ
若すぎた伯爵夫人
粉雪の舞う中、夫がこちらへやってくる。
エミリーは十八歳のとき、父の遺言で後見人と形式的な結婚をした。二十一歳になれば、離婚して遺産を相続できるということだった。その日が迫り、エミリーが結婚自体を無効とするよう夫に要求すると、夫役を演じてきたラファエレは、彼女の言い分を裏切りと受け止めた。夫の怒りが静まるまで身を潜めていよう——エミリーはそう考え、スコットランドのコテージに逃れた。ところが彼女がコテージに着いた日の夜、ラファエレが訪れる。「離婚する前に結婚の喜びを教えてあげよう」結婚して以来、一度も触れなかったのに、なぜ今になって、わたしを求めるの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年01月20日
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- 著者
- サラ・クレイウ゛ン
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 713円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12255-1
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- 書籍番号
- R-2255
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。海辺の家で本に囲まれて育った。グラマースクール卒業後は、地元のジャーナリストとして、フラワーショーから殺人事件まで、あらゆる分野の記事を手がける。ロマンス小説を書き始めたのは一九七五年から。執筆のほかには、映画、音楽、料理、おいしいレストランの食べ歩きなどに情熱を傾けている。サマセット在住。