ハーレクイン・シリーズ
わたしの名前はエミリア・メレンデス?ロンドンで事故に遭い、昏睡から覚めた彼女を待っていたのは二年間の記憶の空白と、自分のものとは思えない人生だった。ベッドの傍らで彼女を見つめるセクシーな男性は夫だという。ハビエルと名乗るスペイン人の彼にまったく見覚えはないのに、その男らしさにエミリアは激しく心を揺さぶられた。彼の自家用機で自宅のあるセビーリャへ飛ぶと、豪華な屋敷には確かに彼女の痕跡があるが、腑に落ちない点も多い。刺々しい使用人に、違和感をおぼえるほど裕福な暮らし。そして今夜からこのベッドで、他人同然の夫と眠るのだ……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年08月20日
-
- 著者
- メラニー・ミルバーン
-
- 訳者
- 茅野久枝
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年08月11日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12647-4
-
- 書籍番号
- R-2647
-
モニター
事故による昏睡状態から目を覚ました時、2年間の記憶を失っていたヒロイン。その彼女を迎えに来た夫と言う男性。しかし彼女は結婚したという記憶すら無く、結婚生活は本来の自分との違和感を感じ…真相と二人の先が気になって、どんどん読み進めてしまいました。夫婦物という点で、少し大人な方にオススメです。予想外に、彼の異母妹が良かった♪
-
モニター
妻エミリアは浮気相手と出て行き事故にあったと騒がれ、彼女を許せないと思うハビエルですが、エミリアはその事故で記憶がありません。結婚生活の記憶がすっかり抜けているのです。おっ、よくある記憶喪失ものか? と思って読み始めましたが、ヒーローとヒロインの関係を誘惑等であからさまに邪魔してくる嫌なキャラクターがいなかったので私的には気分良く読みきれました。ちゃんと記憶も戻りハッピーエンドでよかったです。
-
モニター
「記憶喪失もの」は結構好きです。病院のベッドで目覚めたとき、記憶を失くしていたエミリア。車に同乗していた男性は死亡し、携帯電話も事故で壊れ、目の前にいるのは夫と名乗る見知らぬ男性だけ…というミステリアスなスタートに興味をそそられます。彼女の記憶が戻るとともに、二人の間で新たな関係を築き直すための闘いが始まり、ハッピーエンドを迎えられたときには涙が出ました。
-
モニター
記憶がないのにもかかわらずハビエルに惹かれるエミリア。そんな彼女を欲しながらも、許せずにいるハビエル。記憶が戻ってもなお、すれ違う二人の想い。最後の最後まで切なくて泣けてしまいました。
-
モニター
愛情・嫉妬・思いやりの裏返し・憎悪…複雑な感情が交錯した内容で最後までドキドキしながら読みました。主人公のエミリアとハビエル。そして二人を取り巻く人々の感情に人間の欲望を感じずにはいられません。記憶を失ったエミリアは、愛する夫のはずのハビエルとどういう態度で接していけばよいのか。彼女のとまどいが女心をくすぐるエッセンスになっていると思います。
-
モニター
病院で目覚めたヒロインが記憶を失っていたところから、物語がミステリアスに展開していきます。とても魅力的なヒーローに魅了されつつ、徐々に記憶を取り戻していくヒロインが、なぜ事故にあったのかを思い出していく過程にとてもドキドキしました。また、ヒーローと以前に暮らしていた家でのヒロインを取り巻く周囲の人々も一段と話の展開をミステリアスにしていて、ヒロインとヒーローの恋の行方がとても気になり、最後まであっという間に読み切ってしまいました。
シドニー郊外で生まれ、現在はタスマニアに住む。十七歳のときに初めてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。二度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に二人の息子がいる。