ハーレクイン・シリーズ
置き去りにされた花嫁
代々伝わる貴重な指輪には、どんな思いが秘められていたの?
ケリーはウエディングブーケを手にして、愛する男性、アレコス・ザゴラキスを教会で待っていた。ところが、魅力的なギリシア人の花婿は結婚式に姿を現さない。ケリーは土壇場で冷酷に捨てられたのだった。それから四年後、小学校の教師となったケリーは、ようやくアレコスのことを忘れ去ろうと心に決めた。彼からもらったダイヤモンドの婚約指輪は、思いきってインターネットオークションに出品しよう。だが、そのときケリーは想像もしていなかった。指輪が四百万ドルで落札され、アレコスが落札者として現れるとは。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年08月05日
-
- 著者
- サラ・モーガン
-
- 訳者
- 朝戸まり
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年07月21日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12642-9
-
- 書籍番号
- R-2642
読者レビュー
-
まみー
冒頭は、非情なヒーローだと思いました。ヒロインは結婚式当日に置き去りにされた痛みを4年間忘れられず、そんな自分と決別するために指輪をオークションに出しました。ヒーローは指輪の事を知り怒りながら家宝の指輪を落札します。恋人もいる今、捨てた女が何をしようとなぜ怒るのか? その理不尽さに私も怒りました。再会後も情緒未発達のヒーローは色々な場面でヒロインを絶望の淵に追いやります。別れた恋人にデザインさせたドレスを着せても何故怒るのかさえ理解できません。これまで前向きに明るく傷を治してきたヒロインですが、さすがにここまで来ると二人の仲は回復不能です。それでも読後感が良かったのは会話の応酬が楽しかったのと、お互いを知る努力をする姿が不器用で憎めなかったせいだと思います。
同じテーマから探す
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚し、小さな男の子が二人いる。子育てに追われながらも暇を見つけては執筆活動にいそしんでいる。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入り。