ハーレクイン・シリーズ
シルヴィの姉は夫と息子を残してギリシアの家を飛び出し、いまロンドンで、夢だった女優業にのめり込んでいる。その勝手な振るまいにシルヴィは不快感を隠せずにいたが、ある日突然、姉にどうしてもと頼まれ、休暇を使って甥の面倒を見に行くことになった。だがアテネの空港で待ち受けていたのは、義兄の兄アンドレアス。姉が来ていないと知ると、アンドレアスはシルヴィを痛烈に責め、彼女はそこで初めて、義兄が重い病に伏していると聞かされる。半ば強引に屋敷へ連れていかれたシルヴィは、アンドレアスの敵意を一身に受けるはめになり……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年05月20日
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- 著者
- アン・メイザー
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年08月11日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42007-7
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- 書籍番号
- PB-107 (初版I-123)
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モニター
惹かれあい、意識しすぎてつい心にもないキツイことを言ってしまったり、誤解されるような行動を取ってしまったり。恋するとこんなお馬鹿なこともしてしまうよね…と思いつつ、ハラハラしながら楽しく読ませていただきました。
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モニター
久しぶりに読み返しましたが、さすが名作は色褪せません。18歳の無垢なヒロインと34歳の傲慢ギリシア人ヒーロー、身勝手な姉妹の設定は王道です。若すぎるヒロインに惹かれまいと、冷たい態度を取るものの、彼女の義兄である実の弟にまで嫉妬して、日頃の冷血漢ぶりに似合わない行動を取るヒーロー。最後は逃げるヒロインに追うヒーローとこれぞロマンス小説です!
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モニター
姉に頼まれ、替わりに甥の面倒をみるためにアテネへ。身勝手な姉マーゴットには最初と最後イライラさせられましたが、甥のニコスは可愛いし、義兄レオンはとてもよい人でした。後半になれば、アンドレアスが一番シルヴィの事を想っていたというのが伝わってきて楽しく読めました。
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モニター
ラストまで気が抜けず、読みきるまでかなり力が入ってしまいました。シルヴィ同様、読者もかなりハラハラする作品だと思います!
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モニター
ヒロインはとっても素敵な女の子で、甥の遊び相手になってあげたり、義理の兄にも献身的に接してあげます。にもかかわらずヒーローはまだ18歳のヒロインに対して意地悪ばかり。34歳にもなって十代の女の子に振り回されるなんて気の毒だなあと思っちゃいました。
イングランド北部の町に生まれる。息子と娘、二人のかわいい孫がいる。自分が読みたいと思うような物語を書く、というのが彼女の信念である。ハーレクイン・ロマンスに登場する前から作家として活躍していたが、このシリーズによって、一躍国際的な名声を得た。