ハーレクイン・シリーズ
クリスタルとタナーは、正反対のカップルだった。カップルといっても、家族ぐるみの夕食会で知り合った二人は、誰にも内緒で、夜こっそり互いの家を行き来するだけだ。一目で激しく惹かれ合った二人の相性は抜群で、なんの約束もないが面倒もない関係を楽しんでいた。ところが、クリスタルが妊娠した。ベッド以外は合わない二人なのだから、結婚なんてありえない。彼の子だと事実は告げても、わたし一人で育てよう。クリスタルはそう決心し、驚きのニュースを彼に伝えたが、タナーは意外にも冷静で、二人で育てようと言い出して……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年08月20日
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- 著者
- クリスティン・リマー
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- 訳者
- 宙居悠
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年08月11日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-82711-1
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- 書籍番号
- HL-11
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モニター
四週間…、長すぎる…。相性が良いとお互いに理解しているのに、たった『YES』の三文字を言うだけなのに。なかなか埋まらない二人の溝。あぁ! じれったい!! 近いうちにっていつ!? すぐにって!!?…前半で色々な情景を思い描くことが出来るので、少し長めのお話ながらも頭の中で整理出来るのが良かった。二人のハッピーエンドはもちろん、色々なハッピーエンドで幸せな気持ちがより味わえる作品だと思う。
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モニター
クリスティン・リマーを読んだのは初めてですが、はまりそうです。性格が正反対で情事だけを楽しんでいたカップルが妊娠をきっかけに、過去を振り返り、現実をしっかり生きていく姿が清々しい。ホットな面もありつつ、情緒的な部分が細やかなのも素敵でした。脇役も魅力的なので、彼らが主役の関連作も読んでみたくなりました。
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モニター
クリスタルの気持ちが、なかなかタナーに一直線に向かっていかないので、かなりもどかしく感じました。相反してタナーは素晴らしく、こういう男性がいるとしたら、どうすれば出会えるんだろうか? 一人で胸キュンしてしまいました。私は、転職をしたことがないので、クリスタルのように何でもこなせるなんて、理想です。エピローグも良かったです。
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モニター
結婚は考えていなかったカップルの間に計算外のベビーが…。軽い文体で書かれていますが、ヒロインの過去の心の傷やヒーローの優しさがじっくりと描かれていてなかなか読み応えのある内容です。妊娠してシングルマザーになるつもりで結婚を拒むヒロインと、結婚を迫るヒーローというのもハ―レクインでは珍しくない展開ですが、このお話の場合は最初に妊娠して最終的にゴールインするまでのお話なので、新鮮に読めました。強がっているけど実はもろいところのあるヒロインと、優しくて包容力のあるヒーローの微妙な攻防戦と軽妙なやり取りを楽しんで読み終える事が出来ました。
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モニター
ヒロインは何があっても前向きなしっかり者。でもその半面、表に出さない陰の部分を持ち、自分の幸せを無理に抑え込んでいます。それ故歩み寄ろうとするヒーローを拒んでしまい、読みながら歯がゆさを感じました。また、子供を預かり振り回される場面もあって、彼らにとっては現実を知るよい経験になっていました。しかし、どんな困難があっても最後はハッピーエンドってよいですね。
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モニター
対照的な性格から相容れないと思っていたヒーローとヒロイン。おおらかな性格のヒロインですが、辛い過去から必死で新しい自分を作り直した女性で、ヒーローと理解しあっていく過程がとても心に沁みました。ヒロインの親友の、ヒーローの妹も登場しますが、彼女のロマンスも読んでみたくなりました♪
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モニター
タナーの子を身ごもったクリスタル。クリスタルは過去の秘密をタナーになかなか打ち明けられなかったが、タナーはじつはクリスタルの秘密を知っていた。二人の恋の行方とタナーの姪ディディが色々と問題を起こす度にハラハラしたが、ディディも心を入れ替え、二人の気持ちも次第に近づいて行きます。関連作の『初恋の忘れ物』もぜひ読みたいと思いました。
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モニター
よくある、出来ちゃった婚になるのかと思って読み始めた。お互いが理想の相手ではないと思っているが、どうにもならないほどひかれあっていて…。理想の相手を探すけれど、そんな相手ほど退屈らしい。愛に臆病なヒロインを包み込むヒーロー。最初はお決まりの話かと思っていたけれど子供のしつけから、子供の心理状態や家族愛まで描かれていて、子供を持つお母さんは読むべきだと思いました。
大型書店や、USAトゥデイ紙のベストセラーリストにたびたび登場する。RITA賞に二作品がノミネートされ、ロマンティックタイムズ誌でも賞を獲得した実力の持ち主。ロマンス作家になるまで、女優、店員、ビルの管理人など実にさまざまな職業を経験している。すべては、作家という天職に巡り合うための人生経験だったと振り返る。オクラホマ州に家族とともに住む。