ハーレクイン・シリーズ
レイフは豪華な会場で、大勢の花嫁候補たちを紹介され辟易していた。運命の相手と出会ったとき、その身を“炎”に包まれる――そんなダンテ家の伝説などレイフは信じていなかった。事故死した妻に対しても“炎”は感じなかったし、再婚する気もない。弟の入れ知恵どおり、偽りの婚約者を仕立て上げてお茶を濁そうか……。そのとき、後ろで立ち働いていたウエイトレスがトレイをひっくり返し、グラスが派手な音をたてて割れた。シャンパンが飛び散る。その場で解雇されうなだれる彼女に尋ねると、金に困っているという。レイフは気の毒に思い、彼女に婚約者役として雇いたいと申し出た。優雅な妖精のように美しい彼女と話すうち、キスしたくなったレイフがそれを実行に移した瞬間……思いもよらない感覚が二人を襲った。(デジタル版先行配信)
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年08月20日
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- 著者
- デイ・ラクレア
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年08月11日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51469-1
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- 書籍番号
- D-1469
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- ミニシリーズ
- ダンテ一族の伝説
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モニター
最初はもどかしかった二人ですが、お互いの告白でグッと距離が縮まり、ホットな関係になってから、ジェットコースターに乗ってるかのように話が進みます。私もジェットコースターを降りてすぐもう一回乗りにいくように、読み返してしまいました。後半の進み方が速いうえに盛り沢山。二度目はラーキンが最初レイフに抱いていた申し訳ない気持ちが痛いほど伝わってきました。レイフの後半のラーキンへの優しさにうっとりです。二人のキューピッド役キコの存在も外せません。
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モニター
ダンテ家の伝説から逃れるために思いついたラーキンとの関係なのに、思いがけず二人が惹かれあっていく様子に、読んでいてドキドキしました。動物愛護精神を持っているラーキンのキコを大切に思う優しい気持ちが伝わってきて、キコの存在の可愛らしさとあいまって、今後ラーキンとキコがどうなっていくのか物語の展開が気になり、読み進めていく楽しみになりました。
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モニター
結婚する気のなかったレイフが偽りの婚約者であるラーキンに惹かれていく様子に少し焦れましたが、描写も上手で、物語に引き込まれるようでした。D・ラクレアさんの作品は初めて読みましたが、次回作も楽しみになる作家さんでした。
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モニター
ハーレクインらしいお話でした。運命に導かれ、お互いに揺れる気持ちを持て余しながら、運命のままに結ばれる。お互いに過去のトラウマを乗り越えて…。楽しみながら読めました。
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モニター
運命の相手に出会うと炎を感じるというダンテ一族に伝わる伝説を全く信じていないレイフ。そんなレイフは、レセプションでウェイトレスとして働くラーキンと出会った。一族の望み通りに結婚する気のないレイフは弟ドラコの提案で偽の婚約者を仕立て上げる計画を実行に移し、ラーキンを選ぶ。でも二人が触れ合った瞬間弾けるような熱を感じた。
家族とともに、ノースカロライナ州東岸沖の小さな島、ハッテラス島に住む。毎年激しい嵐に襲われ、しばしば停電に悩まされながらも、それを補って余りある、美しい自然や楽しい釣り、そしてこの上なくすばらしい海の眺めに魅せられている。家族で飼う猫や、息子が飼うハムスターなどに囲まれ、にぎやかに暮らしている。