ハーレクイン・シリーズ
病室で意識を取り戻したベリンダは目の前の見知らぬセクシーな男性をぼんやりと見つめた。官能的なカーブを描く唇。冷ややかな表情。あなたは……誰?ルークというその人物は、彼女の夫なのだという。だが、ベリンダにはまったく思い出せない。ルークがベリンダの手を取ってキスをした。すると、彼女の体はたちまち敏感に反応した。なのに、彼への感情はなにひとつわいてこない。そればかりか、かすかな恐怖さえ覚えるのはなぜだろう?退院したベリンダはルークとともに屋敷へ向かうが……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年08月05日
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- 著者
- イヴォンヌ・リンゼイ
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- 訳者
- 藤倉詩音
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年07月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51465-3
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- 書籍番号
- D-1465
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モニター
病院で目覚めて、見たこともない相手から夫だと言われたら…相手が素敵でも、ひくな~と思いました。前半は主人公ベリンダ同様、訳がわからないまま、読み進めました。ベリンダが不安を抱えながらも、懸命に記憶と向き合い、最後まで自分らしく生きようとしたところに共感できました。それから、ルークと執事のマヌがどんな過去を背負っているのか、もう少し知りたいと思いました。
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モニター
記憶を失った主人公のベリンダ。思い出せない夫との記憶と愛について悩み苦しみます。少しずつ記憶が戻るにつれて、夫への愛に再び目覚める彼女に、残酷な現実が記憶とともによみがえり…。ベリンダを取り巻く環境に胸が痛みました。彼女の記憶が戻った終盤の盛り上がり方が良かったです。
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モニター
怪我から回復して、ようやく愛する夫のもとに帰ることができるのに、なにか違和感を持つヒロン同様、読者としても頭の中はクエスチョンマークだらけだった。「彼のところに行ってはだめ」と思いながら、どうしてそう思うのかがわからず、展開が見えなくてはらはらした。本当にヒロインを愛するようになっていくヒーローの心の動きには共感できる。彼の過去、とくにピアノのエピソードについて、もう少し知りたかった。
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モニター
最初は、ハーレクインではありがちな話だなと思いながら読み始めましたが、記憶を失ってしまった妻ベリンダと、セクシーな夫ルークの話に引き込まれてしまいました。初めて読んだ作家さんで、話の展開が違って新鮮。お気に入りの作家さん以外にも、いろいろ読んでみようかなという気持ちになりました。
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モニター
事業に都合がいい妻を求めるルーク。愛がない結婚だと知って傷つくべリンダ。お互い心と体に、深い傷を負いながらも、二人、気持ちがひとつになつていくのにホッとしました。でも前カノを出入りさせるのは、どんだけ~。
ニュージーランドに生まれ、十三歳の頃からロマンス小説を愛読するようになった。ブラインド・デートで出会った男性と結婚し、二人の子供がいる。読書を通じて人々のさまざまな愛の力を追体験していると言う。