ハーレクイン・シリーズ
フィービーとギリシアの大富豪ジェドは交際して一年、今なお二人は互いに夢中だった。彼に抱かれ、愛されて、幸福感に酔っていたフィービーは、ある日妊娠を知り、喜び勇んで彼に打ち明ける。だが、思いもかけないジェドの言葉に打ちのめされた。「愛人の妊娠を望む男など、この世にいない」ショックのあまり彼女は流産し、失意のうちにジェドの前から姿を消す。だが五年後、ある舞踏会で再会し、フィービーは動転した。彼女にはジェドと二度と会いたくない理由があった……。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年07月20日
-
- 著者
- ジャクリーン・バード
-
- 訳者
- 中村美穂
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年07月07日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12634-4
-
- 書籍番号
- R-2634
-
モニター
大富豪ヒーローの王道(?)、愛を信じられない独身主義者のジェド。彼の言葉を誤解してジェドの元を去ったフィービー。5年後、それぞれ新たなパートナーとの関係を築こうと思った矢先に再会する二人。…今回は、何と言っても、実はとってもキュートなヒーローにビックリ。個人的には高得点です♪♪
-
モニター
かたくなな部分もありながらヒーローの気持ちになって考えることもできるヒロインと、傲慢でありながらもヒロインを思いやり反省できるヒーロー。その加減が読んでいて心地よい作品でした。
-
モニター
フィービーとギリシャの大富豪ジェド。初めは今が楽しければいいのかな? 身体の関係なの? と2人の事を見ていたけど、実は相思相愛。子供が出来て、よかったと思ったのに、ジェドの言葉には私もショックでした。フィービーはジェドの前から姿を消します。再会まで5年の年月がかかりましたが、その後のジェドの行動が早かったので許しちゃいます。ジャクリーン・バードの作品は初めて読みましたが、感動でした。これからも楽しみです。
-
モニター
中盤までヒーローの傲慢さとヒロインのかたくなな態度に若干辟易する場面もありましたが、ヒーローが弱い側面を覗かせ始めるとヒロインの本来の優しい心根が感じられ、上手くハッピーエンドに向かっていったと思います。些細な誤解による別れ、偶然の再会、互いの心情が上手く表現されており、緩急のあるストーリー展開がとてもよかったです。
-
モニター
大富豪ジェドの傲慢な態度にイライラしました。もう少し優しさの感じられる発言をしていたらフィービーもジェドの前から姿を消すことは無かったと思います。
-
モニター
お金持ちの男性とつき合っていた女性が、妊娠した途端に男性から冷酷な仕打ちを受けて去って行く・・・この出だしの内容の本は五冊以上読んでいるので、「またか!」と思ってしまいました。いつもと違うのは、男性が酷い事を言ってしまって後悔してプロポーズしようとしたのに女性が去ってしまうのと、女性の方が過去のことと忘れようとして男性を拒むところ。二人とも相思相愛なんだから、お互いの気持ちに気付いて!とヤキモキしました。
-
まみー
聡明で美しいヒロインにアプローチするヒーロー。最初は普通の恋愛から恋人同士へと読者もヒロインも思いましたが、ヒーローにとってはただの愛人でした。5年の歳月を経て再会しますが二人の気持ちのズレは深くお互い別の相手と結婚した方が幸せと思うほどです。あの時の言葉の意味はと弁解していますが、恋人<愛人、妊娠喜ぶ<中絶、結婚<独身謳歌、としか読み取れませんでした。ヒロインも同じように感じたはず。ヒロインが妊娠を打ち明けた時確かに「処置」という言葉を使っているし愛人とも言っています。でもギリシア大使の娘とは結婚も考え彼女の部屋まで行き関係を持とうとしています。全てを君の勘違い、意味の取り違えで済ますにはヒーローの罪は重すぎます。ヒーローの言葉通りにしていたらここに居る息子は中絶されていたのですから。
趣味は油絵を描くことだったが、家族からにおいに苦情を言われ、文章を書くことにした。そしてすぐにロマンス小説の執筆に夢中になった。旅行が好きで、アルバイトをしながらヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを回った。英国に戻ったときに結婚。二人の息子に恵まれ、現在も生まれ故郷のイングランド北東部に夫とともに暮らしている。R-1738「二人のバレンタイン」とR-1785「恋は強引に」がお気に入りの作品だという。ロマンティックタイムズ誌の賞の受賞歴があり、ベストセラーリストにもたびたび登場する。