ハーレクイン・シリーズ
ソフィーは、秘書として働きながら、いつかブティックを開こうと計画していた。そんな彼女の前に、マックスという天才数学者が現れた。両親に勧められて、彼女は義務感からマックスとデートする。ソフィーはたくましいタイプの男性が好きで、まさに理想的な恋人がいるのだが、なぜかマックスには心惹かれるものがあった。ある夜、恋人がほかの女性と会っているのを見てショックを受けたソフィーは、誘われるままマックスのホテルへ行く。危険であやしい胸のときめきを覚えながら……。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年07月20日
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- 著者
- ジェイン・アン・クレンツ
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- 訳者
- 三宅初江
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- 定価
- 660円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年07月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-82710-4
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- 書籍番号
- HL-10 (初版D-169)
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モニター
両親が天才学者で自分は凡人という苦い思いがあるソフィー。天才に対して苦手意識を持つため、最初はヒーローのマックスを受け入れられなかったのですが、やはりそこはちゃんと運命の導きがあるのです。ハッピーエンドなので、就寝前に読んだら幸せな気分で眠りにつけました!
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モニター
ヒロインは天才学者同士の夫婦の間に生まれた一人娘で、小さな頃から英才教育を受けさせられた、トラウマを抱えている。現在は両親から離れ、ダラスで秘書をしながら、自分のお店を持つべく洋服を作ったり、女性というだけで出世できない友人を助けたりしてがんばっている。ヒーローは、地味な天才数学者。ツンデレなヒロインに振り回される天才ヒーローが、かわいい感じ。最後まで、ヒロインに気持ちを伝え続けるヒーローが健気。
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モニター
少女から大人に成長しつつあるソフィーと、数学教授のトラバース(愛称:マックス)の穏やかでいて、それでいて激しい、甘美で悩ましいロマンスが大人の会話を交えて描かれていました。女性からの視点・男性からの視点、両方ともわかりやすく、切なく描かれていて、どちらの気持ちにも共感でき、あっという間に読み終えてしまいました。読んだ後も、もっと続きが読んでみたいと思わせる内容でした。
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モニター
学者の家に生まれ、天才にコンプレックスがあるヒロインが、天才数学者のヒーローに惹かれつつも、惹かれまいと頑張っている部分にじれったさを感じましたが、ヒーローがそれにも負けずにヒロインにアプローチしていく様に「頑張れ」と心の中で応援していました。最後まで二人の縮まりそうで縮まらない距離にやきもきしながら、あっという間に読んでしまいました。
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モニター
アカデミックなエリート主義にコンプレックスを抱いてきたソフィーが、ビジネス社会でもまれ、好きなことに打ち込んできた結果、両方の世界のエリート主義に押しつぶされず、自分らしい生き方を花咲かせられるようになったのは素晴らしい。ソフィーに恋するあまり、BFとのデートを妨害したり、彼女の失恋につけ込んでモノにしてしまうマックスはなりふり構わず、という感じですが・・・彼の情熱家ぶりは憎めません。
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モニター
天才学者の家庭に生まれ育ち、天才へのコンプレックスを持っているヒロイン、ソフィー。そのヒロインの前に現れた天才数学者のマックス。物語の当初は、二人の仲はなかなか進展せず、やきもきしました。ですが、その後の様々な出来事により、二人の恋は素敵に燃え上がります。それれぞれの心情も丁寧に描かれており、とても楽しめました。
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスル、ステファニー・ジェイムズなど7つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は130冊を超える。最近では連続30作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した。