ハーレクイン・シリーズ
ミッチはハンサムでセクシーで腕のいい救命医だ。ところが率直で容赦ない物言いが患者や同僚たちの不評を買い、勤務するメディカルセンターから解雇を言い渡されそうになる。くびを免れるには対人関係改善のカウンセリングを受けるのが絶対条件だと上司から告げられ、ミッチはしぶしぶ承諾した。新米カウンセラーのサマンサは、担当することになったミッチの有能な仕事ぶりに感嘆した。彼は医師としては、非の打ち所がない。さらに対人能力を身につけたら、完璧な男性になるはずなのに。カウンセリングの初日、サマンサは奇妙な胸騒ぎを覚えた。こんな感覚は初めてだわ。自分の職務を忘れそうになるなんて……。(デジタル版先行配信)
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年07月20日
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- 著者
- テレサ・サウスウィック
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-82709-8
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- 書籍番号
- HL-9
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- ミニシリーズ
- 男たちのER
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モニター
凄腕の主人公ミッチと恋におちたサムの恋模様が、とてもドキドキしておもしろいです。赤ちゃんができてからのミッチの動揺やいとしさなど、不器用だが優しい性格が描かれていました。恋愛とはなにか、この本を読むと、あ~、なるほどと思います。とてもよかったです。
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モニター
読み終わって、あったかい気持ちになったストーリーでした。形は違えど、ある意味、同じような心の闇、人を癒す職業を持った魅力的なヒロインとヒーロー。二人の心の変化がよく分かり、じれったい所もありますが、相手と家族を大切に思ってるのが印象的です。前作の人物も登場し、読んでいて嬉しくなる場面もありました。いい作品だなぁと思います。
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モニター
サムとミッチが、お互いの過去の傷を癒し合い、ハッピーエンドを迎える。軽い読み口で楽しめました。サムが、義父に対し強くなれてよかったです。義理のきょうだいもいいキャラでした。義兄は、初めは”?”だったけど妹思いだということがわかりました。サムは、子供の頃から努力してきたので、幸せになってよかったです。
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モニター
頑固な男と強情な女が惹かれあうとこんなに大変なの?と思うほどじれったい。だから、彼はこう思ってるのよ!彼女は本当は違うことを言いたいの! と突っ込みを入れたくなる。ミッチはとても尊敬できるドクターで、サムが好きになるのも納得。私も怒られるかもしれないけどミッチと一緒に働きたい、同僚のロンダがうらやましかった。
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モニター
イケメンで救命救急医としても優れていても、トラブルだらけのミッチが、心優しいヒロインのサムのカウンセリングを受けることで、過去の悲しみを乗り越えていきます。トゲトゲしていたミッチが段々丸くなり、本当の自分の姿に気がつくまでの過程がとても良かったです。
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モニター
過去や家族関係にトラウマをもつ2人が、お互いを思いやり今の自分を変えようと考え行動をする姿が、愛の大きさや深さを物語る素敵な作品でした。
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モニター
養子縁組をした父から、小さなころから劣等感を植えつけられてきた新米カウンセラーのサム。とびきり腕はいいのだが、起こらなくてもいい事故や愚かな行いには容赦ないストレートな物言いで、とうとう「イエローカード」の救命医・ミッチ。コーチとクライアントという立場を超えて惹かれるものがあるのに、それぞれの癒されないトラウマを乗り越えられずに「やきもき」します。相手の痛みがわかるからこそ、踏み込めない心情が気になってどんどん読み進みました。そして、「しかるべき人間がそこに交われば、問題は機会に変わる」のですね。
カリフォルニアで夫とともに暮らしている。少女のころから読書が大好きだった。フルタイムの作家になるという夢が実現し、無上の喜びを感じている。お気に入りは、ジャスミンの香り、浜辺の散歩、屋根に当たる雨の音、そして何よりもハッピーエンドだという。