ハーレクイン・シリーズ
その日、エリカ・プレンティスの人生は根底から引っくり返った。ジャロッド家の顧問弁護士を名乗る男性が訪ねてきて、彼女が大富豪ジャロッドの隠し子で、遺産の相続人だと告げたのだ。危険な香りを漂わせるセクシーな弁護士クリスチャンに導かれ、ジャロッド家の高級リゾートへ旅立ったエリカは亡き父が遺した厳格な雇用契約の一項を聞いて、さらに驚愕した。“従業員とジャロッド家の人間の恋愛は禁止。交際した場合は解雇”。クリスチャンは美しいエリカを見た瞬間、自分の体の反応に戸惑った。今までジャロッド帝国に忠誠を誓い、すべてを捧げてきたというのに。どんなに彼女が欲しくても、決して恋だけはしてはならない!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2011年07月05日
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- 著者
- モーリーン・チャイルド
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- 訳者
- 高橋たまこ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2011年05月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51460-8
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- 書籍番号
- D-1460
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- ミニシリーズ
- 愛を運ぶ遺言
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モニター
主人公のエリカがとても素敵な女性でした。逆境の中、自分の足でしっかり立つ強い女性は私もあこがれます。そんなエリカが好きになった男性も自分で人生を切り開いてきた強いすてきな男性でした。お互いがお互いを好きなのに一緒になれないジレンマにドキドキ、ハラハラしました。次作も楽しみなシリーズです。
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モニター
自分の出生の秘密を突然知らされたヒロインが、その知らせをもたらした弁護士に惹かれていきます。「愛を運ぶ遺言」六部作の第一弾ということで登場人物や舞台の紹介にもページが割かれ、プロローグ的な要素が強いが、変な駆け引きや策略もなく、まっすぐでさわやかな主人公二人が結ばれるまでの様子が描かれていて好感が持てました。ヒロインの個性的な兄弟たちの今後の恋愛模様も期待大です。
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モニター
どんなに魅力的で惹かれていても、彼女だけには恋してはならない! 信頼・地位や契約などを失えないと思いながらも惹かれていってしまう…そんなヒーローの苦悩と切なさが伝わってくる作品で良かったです。これから刊行されるこの<愛を運ぶ遺言>シリーズの続編も気になります!
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モニター
ある日突然自分のアイデンティティが足元から崩れてしまったら…という状況の中、主人公エリカは果敢に新しい状況へと飛び込んでいきます。エリカの、迷いながらも兄姉たちとも自身の魅力で以って打ち解けていく姿、それを支える顧問弁護士であるクリスチャンとの間に芽生えた恋心。目が離せません! 女性の視点からすると堅物のクリスチャンには失望させられえることも。がんばれ! エリカ! とエールを送りながら読み進めていました。男性の視点、女性ならではの共感。とても読み応えがありました。
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モニター
ヒロインとヒーローの心の葛藤がとても上手に描かれています。ヒロインは自分の環境の変化にも動じることがなく、何事にも立ち向かっていき素晴らしくて感動しました。反対にヒーローは仕事に忠実でいようとするあまり、自分を追い込み、愚かな行動をとり続けました。最後まで読みやすくて一気に読んでしまいました。
旅行をこよなく愛する彼女は、機会さえあれば夫と連れだって研究旅行に出かける。ハッピーエンドが大好きで、今でもこの職業を世界最高と自負している。現在は夫と子ども二人、それに誇大妄想気味のゴールデン・リトリーバーとともに南カリフォルニアに暮らす。ウォールデンブックスのベストセラーリストに登場歴を持つ。