ハーレクイン・シリーズ
アレクセイの子を産んだ事実を隠したまま、ビリーは彼と結婚した。結婚初夜、妻が無垢な花嫁でなかったと知るや、アレクセイは厳しく責めた。「君は僕をだました!」もはや真実を告げるしかない――ビリーはすべてを打ち明けた。私の純潔を奪ったのはあなたで、その結果、息子のニッキーが生まれたのだ、と。記憶喪失のために彼女との一夜を覚えていないアレクセイは、激怒して妻をなじり、朝を待たずに部屋を出ていってしまう。わずか半日で二人の結婚は破綻し、ビリーは傷心まま家を出た。だが数日後、アレクセイの依頼を受けた医師が彼女を訪ねてくる。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年06月20日
-
- 著者
- リン・グレアム
-
- 訳者
- 藤村華奈美
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年06月09日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12626-9
-
- 書籍番号
- R-2626
-
モニター
愛し合って生まれた子供の事を忘れてしまっていてビリーに対しても怒っているアレクセイの行動が面白いです。ビリーの事を嫌いだと言ってても凄く嫉妬しているのがわかるからです。独占欲まるだしなとこもあります。最後にお母さんの事とかも二人で乗り越えていったのでよかったです。
-
モニター
アレクセイの記憶喪失のために、結婚初夜からすれ違ってしまう二人。傷つき不安ながらも愛してくれることを願っているビリー。なかなか自分達の気持ちに気付かないもどかしさ。でも子供に対しての気持ちだけは同じで、ほのぼのしました。
-
モニター
ビリーは、愛し合った記憶を失ったアレクセイと結婚し、こともあろうにDNA鑑定によって、密かに出産したという事実をアレクセイに認めさせた。彼とビリーとの葛藤をドキドキしながら読み進めた。イライラさせられる程のアレクセイの傲慢さに時には勝負を挑むことの出来るビリーに拍手しながら、ハッピーエンドを自分のことのように喜べた。
-
モニター
最初は、ヒーローの頑固さや、思い込みの激しさに引いてしまい、ヒロインの想いがどうなってしまうのかと切なくなりましたが、後半でヒロインが想いを爆発させ、ヒーローをグイグイと押していくところは、爽快でした。
北アイルランド出身。七月三十日生まれの獅子座。十代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分でロマンス小説を書いたのは十五歳のとき。大学で法律を学ぶと同時に、十四歳のときからの恋人と卒業後に結婚。この結婚生活は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。イギリス郊外に家と五エーカーの森林を持ち、そこで現在、スリランカとグアテマラからの養子を含めた五人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理に腕をふるう。小説を書くときのアイデアは、自分自身の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。