ハーレクイン・シリーズ
乗っていた飛行機が真冬のメキシコ湾に墜落したとき、名門ケンブル一族の令嬢ミアは死を覚悟した。奇跡的に九死に一生を得たものの、いわれなき嫌疑をかけられ、いまミアはメキシコで獄中生活を送っている。このままでは一生ここで暮らすことになってしまう。絶望の日々を送るミアを救いに来たのは、シャンハイ・ナイト――幼いころから憧れていた男性だった。
-
- 頁数
- 352頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2011年06月20日
-
- 著者
- アン・メイジャー
-
- 訳者
- 立石ゆかり
-
- 定価
- 1,216円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2011年06月09日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-80066-4
-
- 書籍番号
- PS-66
-
モニター
私の憧れの“年上の男性に恋する少女が大きくなって…”パターンのお話なので、夢中で一気読みしました! 単に、男らしい年上の男性に恋する乙女のお話ではなく、家同士の悲しい歴史、メキシコ社会の闇など、しっかりとした社会背景も描かれている点がこの物語に重みを与え、読み応えがありました。素直になれないシャンハイとミアの胸が締め付けられるようなすれ違いが、遠い日の自分の恋愛と重なり、胸がキュンキュンしっぱなしでした(笑)。
-
モニター
登場人物が多く物語も複雑で、長編らしい読み応えがありました。強い男が愛する女性の前では自分を抑えられない、もしくは抑え過ぎて本当の自分が伝えられない…不器用な男性が好みの方は楽しめそうです(私はあまりにも歯がゆかった!)。ハッピーエンドなので、思う存分ハラハラしてください!
-
モニター
ヒロインがメキシコの麻薬王の邸宅に軟禁されるなど読むのが辛い部分もありました。個人的にはひたむきなヒロインとは対照的な、ヒーローの複雑な性格のほうが人間味があり共感できました。麻薬王のモラレスがヒロインに示す、屈折した一途な愛憎やデリアとの顛末も物語に深みを添えていて、ただの甘いロマンスというよりはスパイシーな読後感でした。読み応えがあります。
-
モニター
素直じゃない二人の激しい物語、プロローグからそんな予感がした本です。
ヒロインが経験したことは大牧場の令嬢には似つかわしくないことばかりだったでしょう。救出にきたヒーローが颯爽と・・・ではないところはちょっと笑えました。
USAトゥデイのベストセラーリストに載り、他の大人気作家たちからも賛辞を寄せられる。中でもサンドラ・ブラウンは“表紙に彼女の名前がある――すなわち、その本はいい読み物を意味する”と絶賛。生粋のテキサス人で、英文学とスペイン文学の修士号を持ち、2年間教師をしていたこともある。英語、スペイン語はもちろんフランス語も堪能。作家としての輝かしいキャリアに加え、30年以上続けてきたピアノのほうもプロ並みの腕前。旅行に行くのが好きで、趣味は夫とコロラド山中をハイキングすることだという。